プロ格闘家・高田延彦がレスリング挑戦か?

 プロ格闘家の高田延彦(38=高田道場)がレスリングに挑戦する可能性が出てきた。同選手は、新日本プロレスを経て、現在、バーリトゥードを中心とした格闘家としてファイトしているが、少年少女レスリング・クラブ「高田道場」の代表でもある。同道場には、中大レスリング部OBの桜庭和志、日体大レスリング部OBで昨年のフリー130kg級全日本王者の今村雄介がいる。

 高田自身にレスリングの経験はないものの、現在のプロ格闘技の中心をなしているのがレスリングOBであり、格闘技の振興のためにレスリングの普及と底辺拡大を決意。子供達のレスリングに接するうちに、残り少ない格闘家人生でレスリングへの挑戦を考えるに至ったもよう。夫人でタレントの向井亜紀さんが子宮がんで闘病生活をおくっており、自らも何かに向って闘いたいという気持ちもあるという。「ほんの少しだが、アテネ五輪出場も考えている」とも話す。

 早ければ7月に予定されている全日本社会人選手権のグレコローマン130kg級へ出場を考えているとのことだが、マスコミ先行の部分もあるようで、時期については熟考中。いずれにしても、近い将来、レスリングの大会に出ることは間違いないようだ。

 3月7日にキューバ遠征から帰国した日本協会の富山英明強化委員長(日大監督)は「いいことだ。グレコ130kg級は選手が少ない。(現在の選手を)刺激するためにも、全日本選抜選手権(6月28〜29日、東京・駒沢体育館)への推薦も考えている」と話した。


 ★1986年にプロアマ・オープン化の流れにのって全日本選手権に復帰出場したプロレスラーの谷津嘉章さんのインタビュー → クリック

 ★キューバ遠征から帰国した日本協会・富山英明強化委員長の反応クリック

 ★受けて立つことになるグレコローマン130kg級・鈴木克彰選手の反応 クリック

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