山本聖子が3年連続世界一…世界選手権第3日(午後)
フリースタイルと女子の世界選手権第3日は11月23日、ブルガリア・ソフィアで行われ、女子51kg級の山本聖子(日大)が決勝でリウボフ・ボロソバ(ロシア)を延長の末に下し、この階級2年連続、通算で3年連続優勝を達成した。
山本はポイントを先制される苦しい展開ながら、追いついて延長に持ち込み、そこで正面タックルを決めて決勝ポイントを上げて振り切った。
決勝トーナメントへ進んだ51kg級の坂本日登美(中京女大)はブーブレム・バネナ(フランス)にフォール勝ちし、準決勝進出を決めた。
このセッションの日本選手の成績は下記の通り。
【女子51kg級】坂本日登美(中京女大)=18選手出場
決勝トーナメント1回戦 ○[フォール、1:30=10-0]Boobryem
Vanena(フランス)
【経過】スケジュールが日本チームにきちんと伝わっておらず、呼び出しを受けて、ほとんどウォーミングアップなしでマットに立った坂本だが、そんなハンディをまったく感じさせない速攻の連続。ローリングとアンクルホールドで7−0としたあと、腕取りから押さえ込みフォール勝ちした。
※坂本は準決勝進出
【女子56kg級】山本聖子(日大)=20選手出場
決 勝 ○[4−1=7:14]Volosova Liubov(ロシア)
【経過】しっかりがぶた山本だが、ポイントにはつなげられず、パッシブを取ってのグラウンド攻撃も通じない。逆にパッシブをとられたが、きちんとこらえ0−0のまま第2ピリオドへ。コイントスに勝ち、有利な体勢から首投げを試みたが、ボロソバが粘り、五分の体勢のまま1分経過。山本がコーションをとられ1失点。しかし中盤にタックルを決め1−1。延長となり再びコンタクトルール。これもコイントスに勝ち、有利な体勢から投げたが、再びボロソバの粘りの前に、山本有利な体勢のままこう着状態。
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