世界グレコローマン選手権 日本選手コメント


 
54kg級:村田知也 「自分で予想していたよりも世界で通用すると感じました。(インドとの試合は)隣のマットの笛を勘違いしてしまい、力を抜いたところでやられてしまった。悔いの残る部分です。来年の世界選手権も気になりますが、帰ってから一週間しか余裕がない全日本選手権のことで頭がいっぱいです。疲れが残っていますので、それをとることを考えています」

 
63kg級:飯室雅規 「くじを引いた瞬間に『しまった』と思ったのが正直なところでした。キム・インスは東アジア大会でも当たっている選手で、一番やりたくないと思っていた相手でしたから。まだまだ力が足りません。減量などの調整も今回は順調ではありませんでした。残念です」

 
76kg級:菅太一 「自分をこれから上り坂の選手だと考えています。今はまだグレコローマンスタイルの練習が十分にできていません。これからです。こんなものではないですから。ただ、リラックスして試合に挑むことができました。日本での試合のように『勝って当然』という雰囲気ではないので。守りの大切さを痛感しました。グラウンドで守るとき、セコンドから『動け!』と言われても、日本人と試合をする限り守り切れるので、どうして動かなければならないのか、今までは分からなかったんです。でも、世界選手権で海外の選手と試合をしてみて、動かなければ守り切れないことがよく分かりました。じっとしていたら、持ち上げられて投げられてしまう。守りが、今後の課題ですね」

 
85kg級:松本慎吾 「(ハンガリーとの試合は)勝てた試合でした。試合途中で足をけがしてしまい、得点を許してしまった。それがとても残念です。エスケープで2点を奪われましたが、2点目は本当は取られていないと思う。でも、そのあと技をかけられて得点されていますから、仕方ありません。最後まで気を抜かずに、試合をしないとちょっとしたことが敗戦につながる。けがのために負けたというその点だけが悔いが残ります。シドニー五輪銀メダルの選手だからといって、緊張したりはしませんでした。ハンガリーには何度も遠征に行って手を合わせていますので、勝てない相手ではないと思っていました。だからこそ、絶対に予選を勝ち抜いて、チャンピオンを狙うと考えていた。けがをしたのは本当に残念です。(同期の)笹本に負けていられません。来年は、絶対に予選を勝ち上がって世界一を競います」

 
97kg級:森角裕介 「実力の差を思い知らされました。体重が97kg級には足りず、体格差、筋力差を痛感しました。これから、もっと体を大きくしていきます」




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