5選手が決勝トーナメント進出…世界女子選手権
世界女子選手権第1日は11月1日、午後の部で全階級の予選リーグを終了。日本は51kg級の伊調千春(中京女大)、55kg級の吉田沙保里(中京女大)、59kg級の岩間怜那(リプレ)、63kg級の伊調馨(愛知・中京女大付高)、72kg級の浜口京子(浜口ジム)の5選手が決勝トーナメント進出を果たした。
48kg級の野口美香(中京女大)と67kg級の斉藤紀江(ジャパンビバレッジ)は、ともに予選リーグ敗退。
第1日午後の成績は下記の通り。
【48kg級】野口美香(中京女大) =26選手出場
予選リーグ3回戦 BYE
※野口は予選リーグ敗退
【51kg級】伊調千春(中京女大) =18選手出場
予選リーグ2回戦 ○[途中棄権、2:10=6-0]
マルタ・ウォイタノフスカ(ポーランド)
【評】伊調が足首をすくって相手を背中からマットに倒して3点を奪取。タックルで攻めてローリングへ。この時の強烈な絞りで相手はろっ骨を痛めたらしく、
うめき声をあげてダウン。戦闘不能となった。
予選リーグ3回戦 BYE
※伊調は決勝トーナメント進出。6位以内を確保し、準決勝進出をかけてM・ウルグン・ペルシン(トルコ)と対戦。
【55kg級】吉田沙保里(中京女大) =23選手出場
予選リーグ3回戦 BYE
※吉田は決勝トーナメント進出。7位以内を確保し、準決勝進出をかけてジェニファー・リズ(カナダ)と対戦。
【59kg級】岩間怜那(リプレ) =24選手出場
予選リーグ2回戦 BYE
予選リーグ3回戦 ○[フォール、1:04=6-0]
ダシュヤンチフ・ボッチェトセグ(モンゴル)
【評】タックルで攻めた岩間は、腕を取りフォールの体勢へ。いったんは逃げられそうになったが、すぐに上四方固めへ移り、そのままフォール勝ち。
※岩間は決勝トーナメント進出。8位以内を確保し、準決勝進出をかけてマベル・フォンセカ(プエルトリコ)と対戦。
【63kg級】伊調馨(愛知・中京女大付高) =23選手出場
予選リーグ2回戦 ○[フォール、2:01=5-0]
ユン・ソヨン(韓国)
【評】伊調がタックルで1点、回り込んで1点と好調なスタート。さらにタックルを決め、
そのままフォールの体勢に持ち込み、試合を決めた。
予選リーグ3回戦 ○[フォール、2:58=4-3]
サラ・マクマン(米国)
【評】1点を取られた伊調は、パッシブを取られてローリングでニアフォールを奪われ、0−3と苦戦。しかしタックルで反撃すると、そのまま押さえ、逆転フォール勝ち。
※伊調は決勝トーナメント進出。7位以内を確保し、マルゴルザタ・バッサ(ポーランド)と対戦。
【67kg級】斉藤紀江(ジャパンビバレッジ) =15選手出場
予選リーグ2回戦 ○[Tフォール、1:28=10-0]
ゲタ・ブリガ(ルーマニア)
【評】バックを取った斉藤は、相手の胴にからみつき横崩し。5秒ルールを使って3点をあげ、これを3度繰り返して10点差をつけた。
予選リーグ3回戦 ●[0−7] リーゼ・レグランド(フランス)
【評】しっかりがぶった斉藤だが、相手のうまさの前に逆にバックを奪わ1失点。第2ピリオドは、斉藤が3点タックルを受けて劣勢となり、後半、突進したところをすくい投げを受けて3点を奪われ勝負を決められた。
※斉藤は予選リーグ敗退。
【72kg級】浜口京子(浜口ジム) =21選手出場
予選リーグ3回戦 ○[5−1] マイダー・ウンダ(スペイン)
【評】引き落としを狙った浜口だが、両足がそろったところをすくわれて不覚の1失点。しかし、すぐに回りこんで1−1にし、足首をつかんでのレッグホールドで2点を加える。
さらに1点を取って第1ピリオドは4−1。第2ピリオドは外無双からバックを取って1点を挙げたが、相手も意外に粘り、そのままのスコアで試合終了。
※浜口は決勝トーナメント進出。7位以内を確保し、ガリナ・イワノバ(ブルガリア)と対戦。
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