トッカラ・モントゴメリー(米国)は72kg級




 米国の世界選手権代表選考会が6月21〜23日、ミネソタ州セントポールで行われ、昨年の国際レスリング連盟(FILA)の女子・最優秀選手のトッカラ・モントゴメリーが1階級上げて72kg級で代表権を獲得した。

 同選手は昨年、68kg級で世界V5のクリスチン・ノードハゲン(カナダ)を2度破るなどした実績が認められ、世界選手権はノードハゲンに敗れて2位に終わったもののFILAのMVPに選出された。4月の全米選手権は67kg級で優勝したものの、今回は72kg級に出場。チャレンジ・トーナメントに勝ち上がって72kg級全米チャンピオンのアイリス・スミスに4−1、フォール(2分33秒)で連勝し代表権を獲得した。

 女子55kg級は、昨年の世界選手権51kg級決勝で坂本日登美(中京女大)と戦った日系のステファニー・ムラタが代表権を獲得した。
2002年に68kg級で世界一に輝いたクリスティ・マラノ63kg級に出場。昨年の62kg級代表のサラ・マクマンに敗れたが、強豪は五輪実施階級に集まっている傾向が表れている。

 男子は、フリースタイル84kg級で史上初の全米学生4年連続優勝を達成したケル・サンダーソンが代表権を獲得。同選手は昨年も米国代表に選ばれていたが、米国テロ事件のため大会が11月に延期され、大学レスリング・シーズンと重なったために辞退している。



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