アントニオ猪木氏が全日本チームを激励


   


 燃える闘魂、アントニオ猪木氏が6月22日、東京・北区の国立スポーツ科学センターで合宿中の全日本チームを訪れ、各選手を激励した。猪木氏が、「アテネ五輪を目指してがんばってほしい。藤田(和之=日大OB)のように、レスリング出身選手がプロでも活躍している。気持ちがある人は、ぜひプロに来て力を試してほしい」とあいさつすると、全日本選抜選手権フリースタイル96kg級優勝の中尾芳広(エス・ピー・ネットワーク)が「闘魂ビンタをお願いします!」と名乗りを上げ、名物となった闘魂ビンタを志願。小平清貴(警視庁)、永田克彦(新日本プロレス職)らが続いた。

 最後に記者団に囲まれた猪木氏は「昔はプロとアマに壁があったが、今は違う。基本は同じだし、プロの世界で金を稼いでアマで頑張ることもできる」とプロ・アマ並立の勧め。さらに「アマレスが栄えれば、プロ予備軍の底辺も広がるので応援したい。アマの選手はプロの即戦力。その気がある選手はぜひプロで力を試してほしい」と話していた。



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