2001年女子MVPにT・モントゴメリー…FILA選出


 2001年の国際レスリング連盟(FILA)の最優秀選手の女子部門に、68kg級のトッカラ・モントゴメリー(米国)が選出された。同選手は昨年の世界ジュニア選手権、世界選手権とも2位に終わっており、世界一でない選手がMVPに選ばれたのは極めて異例。

 19歳の若さで世界2位になったこと、国内外の7大会(ヤシャドク国際大会、マニトバ・オープン、サンキスト・オープン、全米選手権、全米チームトライアル、全米大学選手権、キーストン・オープン)で優勝していること、この中で世界チャンピオン経験者3人(クリスチン・ノードハゲン=カナダ、クリスティ・マラノ、サンドラ・バチャー=ともに米国)を破っていることなどが評価されたものと思われる。

 米国女子からのMVPは初で、男子を合わせても1992年のジョン・スミス、99年のステファン・ニールに次いで3人目。これまでの女子のMVPは下記の通り。

 1997年 クリスチン・ノードハゲン(68kg級、カナダ)
 1998年 浜口京子(75kg級、日本)
 1999年 アンナ・ゴミス(56kg級、フランス)
 2000年 坂本日登美(51kg級、日本)




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