【特集】大きな価値のある1勝…フリー120kg級・諏訪間幸平




 初の日本代表となった今春のアジア選手権を2戦2敗。この大会も初戦を落とした諏訪間幸平(クリナップ)だが、予選2回戦を8−0で快勝。「世界で初めて勝てました」と、安堵の表情を浮かべた。

 五輪出場資格を取れなかった無念さは残るが、「この1勝は自分にとって大きな価値があります。最後にいいところが出せました」と話し、世界で勝つための手ごたえはつかめた様子。「重量級のレスリングは、ローリングを守るに尽きると思います。自分の課題も見つかりました」と、気持ちは沈んでいない。

 初戦のハンガリー選手に対しても、スタンドの攻防では負けていなかっただけに、よけいローリングの防御の強さの必要性を感じた様子。「気持ちを入れ替え、トライアル(来年2月の五輪予選)を目指して、もう1度、1から頑張ります」と気合を入れていた。



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