全日本プロレスが日本協会に500万円を寄付




 全日本プロレスの武藤敬司社長が8月6日、日本協会事務局を訪れ、7月27日の石川大会での収益金の中から500万円をアテネ五輪への強化資金として寄付した。

 これは衆議院議員、同プロのレスラー、日本協会理事、専大監督などの顔を持つ馳浩氏(ロサンゼルス五輪代表)の発案で実行された。7月27日に地元の石川県で行なわれた全日本プロレス大会をアテネ五輪へ向けて協賛大会とし、全日本プロレス・レスラーのファイトマネーを低くしてもらい、地元有志もボランティアで大会運営に協力。8000人の観客によって集まった中から寄付された。贈呈式では、興行を担当した石川県スポーツ振興の会の森口邦光会長が現金で500万円を手渡した。
(右写真は、左から馳氏、森口氏、武藤社長、福田会長、馳の大学時代の恩師の鈴木啓三・日本協会副会長)

 武藤敬司社長は「アマレスOBはプロレス界の最大勢力。底辺拡大のために協力したい。いい人材をプロレス界に送ってほしい」と、協賛の動機を説明。馳氏は協会の財務事業委員会委員長も務めており、「今後もプロレス界から何らかの支援ができるよう考えていきたい」と話した。

 福田会長は「これまでジャイアント馬場さん(故人=前全日本プロレス社長)や新日本プロレスから寄付を受けたことはあるが、500万円という大金は初めて。アテネ五輪で金メダルを取り、お返ししたい」と感謝の気持ちを表した。




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