浜口京子、吉田沙保里が世界選手権代表へ



 日本協会は7月9日、女子の世界選手権代表決定に関して、55kg級の吉田沙保里(中京女大)と72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)を日本代表にすると発表した。ともに昨年の世界チャンピオンで、吉田は2年連続の日本代表、浜口は1995年以来9年連続の日本代表で、これは吉村祥子(現TBC東京ビューティセンター)に並び日本タイ記録
(注:吉村は1988年は大会がなく、「9年連続」ではなく「9度連続」。97年に途切れたものの、99年に出場し通算10度の出場を達成。これが世界でも最多出場記録となっている)

 16日に東京北区の国立スポーツ科学センターで行われる日本代表決定参考試合は、前記の2階級以外の5階級で実施される。48kg級は坂本真喜子(愛知・中京女大付高)VS山本美憂(PUREBRED)、51kg級は伊調千春(中京女大)VS坂本日登美(中京女大)、59kg級は山本聖子(ジャパンビバレッジ)VS岩間怜那(リプレ)、63kg級は伊調馨(中京女大)VS正田絢子(東洋大)、67kg級は斉藤紀江(ジャパンビバレッジ)VS坂本襟(中京女大)。いずれも2kgオーバーの計量が認められる(48kg級は50kgで計量)。

 新旧2人の世界チャンピオンをかかえる55kg級は、昨年の世界チャンピオンの吉田を代表とし、山本を59kg級で全日本選手権とジャパンクイーンズカップで勝った岩間と戦わせ、同級の代表を決めることになった。

 日本代表は、16日の試合結果のみならず、昨年12月の全日本選手権、ことし4月のジャパンクイーンズカップ2003、合宿での参考試合、合宿での練習内容を吟味して「世界で勝てる選手」(日本協会・富山英明強化委員長)を選び、16日の試合後に発表する。

 なお来年のアテネ五輪の代表選考については、現段階で全く白紙。今回の世界選手権で五輪出場資格(女子は5位以内)を獲得しても、それがアテネ五輪代表決定になるものではないという。



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