FILAがドーピング撲滅と暴力セコンドに厳しい姿勢



 国際レスリング連盟(FILA)は7月1日、オフィシャルホームページ上で、ドーピングの撲滅と暴力的なセコンドの排除に厳しい姿勢をとることを発表した。

 ドーピング撲滅は世界的な流れであり、FILAもこれに全面的に協力。陽性反応が出た選手は最低2年間の出場停止処分とし、2度目にやった場合は永久追放することを決定。その国の協会に1万スイスフラン(約90万円)の罰金を科す。現在、ドーピング違反によって資格停止処分を受けているレスラーは20人いるという。

 また、ことしの大陸選手権で、選手のセコンドがマット上に乱入して試合をとめるくらいに激しく抗議したり、審判への暴言や暴行と解釈される行動が目についたという。今後、セコンドにつくスタッフは、通常のIDカードのほか、「COACH」と大きく記された特別IDカードを持っている人に限り、ルールに抵触する行動のあった場合、イエローカード、2度目にはレッドカードが示され、以後の大会参加を認めないという。

 さらに、その国の協会に対し、5000スイスフラン(約45万円)の罰金を科す。



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