五輪女子代表チームがアテネへ向けて出発


     


 8月6日から都内の国立スポーツ科学センターで合宿していたアテネ五輪の女子代表チームが11日、成田空港からアテネへ向けて出発した。

 この日は日本選手団の主将を務める柔道の井上康生選手や陸上の室伏広治選手も出発するとあって成田空港には多くのマスコミが詰め掛けた。運悪く出発ゲート付近で異臭騒ぎがあって警察も出動したあわただしいロビーで、浜口京子選手の応援に駆けつけた浅草応援団がゲキを入れると、一般旅行客の注目も加わって大いに盛り上がった。

 そんな中で、選手は「緊張するけど、みんな同じ条件で戦う。がんばりたい」(48kg級・伊調千春)、「金メダルしかない。力を出し切りたい」(55kg級・吉田沙保里)、「悔いの残らないように一生懸命戦ってきます」(63kg級・伊調馨)、「レスリング人生の集大成。自分を信じて金メダルを取ってくる。死に物狂いで戦ってくる」(72kg級・浜口京子)などと、それぞれあいさつ。必勝を期して機中に消えた。

 一行は現地時間の12日にアテネに到着。13日の開会式に出席したあと、そのままアテネで練習し、21日夜の計量と抽選に臨む。



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