A・猪木が来場し大フィーバー…日体大壮行会


     

     


 アテネ五輪の男子レスリングに6人のOB選手を送る日体大の壮行会が7月17日、東京・キャピトル東急ホテルで行われ、約300人のゲストが6選手を激励した。

 日本協会の福田富昭会長は「アテネ五輪は初めて女子の選手数が男子を上回った。その中で男子6選手を送る日体大にはこれからも頑張ってほしい。全員がメダル候補だ」とあいさつ。東京・メキシコ両五輪で優勝した小幡(旧姓上武)洋次郎さんは「テレビにかじりついて応援するので、選手は石にかじりついてメダルを獲ってきてほしい。昔の選手より練習量は多く、技も豊富だ。だが気迫の部分で劣る。自信が足りない。勝つ気持ちを強く持てば絶対に勝てる」とエールを送った。

 会場が最高潮にフィーバーしたのは、永田克彦が所属する新日本プロレスのオーナー、アントニオ猪木が来場した時。壇上に上がった猪木は「元気ですか〜!」といつものパフォーマンス。選手は闘魂ビンタがほしそうだったが、これはなく、「1、2、3、ダー!」で締めて選手を応援した。

 日体大は1964年の東京五輪に2選手が出場して以来、すべてのオリンピックに選手を送り、前回までにのべ46選手がオリンピックの代表となり、3選手が優勝している。今回のアテネ五輪では全競技に22選手の現役・OBが出場するが、そのうち6選手がレスリング。



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