綜合警備保障の壮行会が盛大に


     


 レスリングで2選手、柔道で2選手をアテネ五輪へ送る綜合警備保障の「出場選手壮行の夕べ」が7月12日、東京・京王プラザホテルで行われ、金メダルが確実とも言われる柔道の井上康生選手を擁することもあり、約700人もの招待客が集まり4選手を激励した。

 日本選手団の総監督を務める日本レスリング協会の福田富昭会長があいさつし、「今回の選手団はm主将は井上康生選手、旗手は浜口京子であるし、格闘技軍団で金メダルを独占したい。ここにいる全員が金メダルを取る可能性がある」と各選手を激励した。

 同社からは、レスリングでグレコローマン60kg級の笹本睦、フリースタイル74kg級の小幡邦彦、柔道から男子100kg級の井上康生、女子78kg超級の塚田未希の4選手が出場。笹本、井上の2選手がシドニー五輪に続く出場で、井上は2大会連続金メダルを目指す。


 小幡邦彦選手の話「順調に仕上がってきました。オリンピックでは自分より実力が上の選手ばかりですが、出場するからにはチャンスを活かし、一番上を目指してがんばります。高校の後輩たちから送られた寄せ書きの色紙を現地に持っていって、励みにしたいと思います」

 
笹本睦選手の話「ここまで調子良くきています。シドニーでの8位という成績には、全く納得していません。この4年間、世界の選手の力を知ることができたのが一番の成長です。実力を出し切れば、充分金メダルを狙えるところにきたと思います。自分にとって一番の支えは、二人の子供。シドニーで敗れたブルガリアの金メダリスト、ナザリャンにきっちり借りを返して、優勝します」

(取材・文=宮崎俊哉)




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