豊田雅俊選手の壮行会が盛大…拓大


       


 アテネ五輪の男子グレコローマン55kg級に出場する豊田雅俊選手(警視庁)の拓大による壮行会が7月10日、都内の虎ノ門パストラルで行われた。

 拓大出身選手の五輪代表は、1960年ローマ五輪の高比良政利(グレコ・フェザー級)、1964年東京五輪の中浦章(グレコ・ライトヘビー級)以来で、40年ぶり3人目。拓大の藤渡辰信総長は「学生時代にオリンピックに出てもおかしくない逸材だった。学生での五輪出場は逃したが、卒業して頑張ってくれた」とあいさつし。日本レスリング協会の福田富昭会長は「金メダルを期待しています」と激励した。

 OBでK−1などで活躍するプロ格闘家の須藤元気選手は、豊田の1年後輩。あいさつに立ち、「先輩の部屋へ行くと、壁に『オリンピックに出るぞ!』と書かれていた」と、豊田の五輪への熱き思いを披露した。

 パーティーの最後に、豊田選手を育てた西口茂樹コーチが「今回は豊田1人だった。次の北京五輪では、拓大から3選手を送ります」とあいさつし、同大学の発展を公約した。




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