世良桃子(福岡大)正田絢子(東洋大)が優勝…世界学生選手権(女子)




 世界学生選手権第3日は6月5日、ポーランドのウッジで女子の決勝などが行われ、48kg級の世良桃子(福岡大)と63kg級の正田絢子(東洋大)が決勝に勝って優勝した。

 リーグ戦で争った55kg級の関根ゆう(大東大)は3位。3位決定戦へまわった72kg級の村島文子(中京女大)は4位に終わった。

 日本のメダルは「金2、銅1」に終わり、前回の「金4、銅1」を下回った。

 各階級の成績は下記の通り。細線は既報。(レポート=ウイリアム・メイ)


 【48kg級】世良桃子(福岡大)   優勝=8選手出場

予選1回戦 ○[フォール、1:54=5-0] Sigrun Dobner(ドイツ)
予選2回戦 ○[5−0] Fani Psatha(ギリシャ)
予選3回戦 ○[フォール、0:55=5-0] Yaroslava Pstukhova(ウクライナ)

決  勝 ○[4−0] Iwona Sadowska(ポーランド)
  
《経過》第1ピリオドでロー・スイープ・シングル(注=吉田沙保里がよく使っている技)で1-0のリード。第2ピリオドも2度、この技が決まり、危なげなく勝った。

 
世良桃子の話「うれしいです。この言葉しか出ません。前半に1点しか取れなかったけっど、大丈夫、取れると思っていました。次の目標はインカレです。それから、いつかはシニアの世界選手権優勝を目指して、頑張ります」


 【63kg級】正田絢子(東洋大)   優勝=9選手出場

予選1回戦 ○[フォール、0:23=4-0] Christi Evagelia(ギリシャ)
予選2回戦  BYE
予選3回戦 ○[フォール、0:50=6-0] Huang Yu-ning(台湾)
準  決  勝 ○[4−0] Volha Khilko(ベラルーシ)

決  勝 ○[Tフォール、4:42=10-0] Helen Hennick(カナダ)
  
《経過》タックルからローリングの攻撃を3度決め、楽勝した。

 
正田絢子の話「気分は、いいえええーー!! 久しぶりにタックルを取って、気持ちが良くなって、何とか点数を取れました。準決勝相手は強かったから、変なことをしたら、ポイントを取られるかも知らない。勝つことを大事にして、気をつけました」


 【72kg級】村島文子(中京女大)   4位=6選手出場

予選1回戦 ○[6−0] Chuang Chiu-hsiang(台湾)
予選2回戦  BYE
予選3回戦 ●[6−11] Stephanie Lee(米国)

3位決定戦 ●[4−3=6:35] Maria-Luiza Vivioni(ギリシャ)
  
《経過》試合開始草々、正面タックルを取られて3点を許した。第2ピリオドに入って必死に攻めて1点ずつタックルを決め手ラスト5秒で同点。しかし、延長に入ってタックルの取り合いでもつれ、結局相手が上になって終わりました。村島は前回大会3位で、順位を落としてしまった。




《前ページへ戻る》