赤石光生さんがアフガニスタン・コーチとしてギリシャへ出発




 アテネ五輪レスリングのアフガニスタンのコーチに、1984年ロサンゼルス五輪銀メダリスト、1992年ソウル五輪銅メダリストの赤石光生さん(ジャパンビバレッジ=日本協会強化委員)が就任。6月4日、ギリシャのレスボス島で合宿している選手と合流するため日本を発った。

 赤石さんは2002年夏、同国の首都カブールで約2か月間、釜山アジア大会を控えるアフガニスタン・チームを指導。アジア大会ではコーチとして参加した。今回、アフガニスタンがワイルドカードでアテネ五輪の55kg級の出場権を得たにあたり(ラフマティ・バシール・アーマド予定)、再度コーチ就任の要請があった。アテネ五輪にもコーチとして参加する予定。

 アフガニスタンは、タリバン政権下で女性差別を理由に国際オリンピック委員会(IOC)が出場資格を停止し、2000年シドニー五輪には参加できなかった。釜山アジア大会で国際舞台に復帰。アテネ五輪では、レスリング、陸上、柔道女子などが参加することになり、レスボス島で合同トレーニングを実施している。



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