新潟・十日町市で女子の世界選手権凱旋祝賀会


     


 全日本女子チームの練習地でもある新潟・十日町市で10月11日、世界選手権で金メダル4個を獲得し3大会連続団体優勝を遂げた凱旋祝賀会が、十日町市観光協会設立祝賀会とともに行なわれた。

 会では、昨年結成された女子レスリングの十日町市後援会の大島孳会長が「昨年の今頃はアテネ五輪の余韻にひたっていた。今回もびっくりするような成績で凱旋してくれた。十日町のファンは阪神タイガース・ファンに勝るとも劣らない喜びでいっぱいです」とあいさつ。全日本チームの栄和人監督が「皆様のご支援に感謝します。来年は金メダル7個を取れるという何かをつかんできました。北京五輪では4階級の優勝を目指して頑張ります」と応えた。

 観光協会の観光大使を引き受けたアニマル浜口さんは「志(こころざし)は高く、求めよ世界一。十日町が世界一有名になり、活性化するよう頑張ります」とあいさつした。

 なお、全日本女子チームの合宿もこの日から始まり、世界選手権の代表も来年を見すえて参加。12日午前には日本協会の福田富昭会長が直接指導し、世界選手権の反省をふまえて新たな強化に取り組む。


 全日本女子チーム・栄和人監督の話「丸山秀二団長を中心に精いっぱい頑張った成果が出ました。十日町の皆様にのご支援に感謝します。来年は金メダル7個を取れる、という何かをつかんできた。

 48kg級の坂本真喜子は、海外でしっかりと修行させたい。67kg級の坂本襟は、今回の世界選手権を経験して、がむしゃらにやらなければ世界では勝てないことを知ってくれた。下からの追い上げもあるし、今まで以上に頑張るはず。中京女大の監督として、自分自身にも斉藤紀江に勝つことを目標にしていたところがあった。これからは世界で勝てる選手に育てたい。72kg級の浜口京子は、海外遠征で強化するか、国内で柔道や相撲の選手を含めていろんなタイプの選手と闘わせるか、迷っている。環境を変えて練習させ、レスリングの幅を広げれば、絶対に世界で勝てる」



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