笹本睦(ALSOK綜合警備保障)は準々決勝で黒星…世界選手権最終日午後





 2005年世界選手権最終日は10月2日、ハンガリー・ブダペストのブダペスト・スポーツ・アリーナで男子グレコローマン3階級の決勝までが行なわれ、60kg級の笹本睦(ALSOK綜合警備保障)は4回戦(準々決勝)で、アテネ五輪7位、欧州2位のエウセビウ・ディアコヌ(ルーマニア)に0−2で黒星。ディアコヌが次の試合で敗れたため、敗者復活戦にまわれず10位となった。

 120kg級の沢田直樹(維新百年記念公園)は、敗者復活戦にまわったものの、セルゲイ・アルツイヒン(ベラルーシ)に敗れた。96kg級の加藤賢三(自衛隊)は敗者復活戦にまわれなかった。

 この日で全日程が終了。日本男子は両スタイルで、フリースタイル55kg級の松永共広(ALSOK綜合警備保障)の5位が最高。メダルに手が届かなかった。

 各選手の成績は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)


 ◎男子グレコローマン

 【66kg級】笹本睦(ALSOK綜合警備保障)     10位=35選手出場


準々決勝 ●[0−2(0-3,TF0-6=2:00)] Eusebui Diaconu(ルーマニア)

 《試合経過》

 【1P】スタンド戦は0−0。グラウンドで防御となった笹本は、必死に俵返しをこらえたものの、低い軌道で回転してしまい2失点。この2点を追ったが、及ばなかった。

 【2P】スタンド戦は0−0。同じく先に守った笹本は、持ち上げられ背中からマットに落ちて3失点。攻撃になってリフトを仕掛けたが、不完全で逆に乗られて2失点。0−5から、最後に警告を取られて0−6とされた。


 【120kg級】沢田直樹(維新百年記念公園)    26選手出場


敗者復活1回戦 ●[0−2(TF0-6=2:00,0-4)] Sergey Artsiukhin(ベラルーシ)

 《試合経過》

 【1P】胴タックルで3点を先制された沢田。グラウンドの防御になるとローリングで2点を取られ、攻撃ではポイントを取れなかった。

 【2P】沢田はスタンド戦で0−2とされ、グラウンドの防御になってもローリングで1失点。自らの攻撃は0点に終わった。




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