3選手とも初戦敗退…世界選手権第2日午前




 2005年世界選手権第2日は9月27日、ハンガリー・ブダペストのブダペスト・スポーツ・アリーナで男子フリースタイル3階級が行なわれ、日本は3選手とも初戦敗退となった。

 74kg級の小幡邦彦(ALSOK綜合警備保障)は、アテネ五輪5位のジョセフ・ウイリアムズ(米国)に、84kg級の山本悟(岡山・烏城高教)は、昨年のアジア王者のフェリドン・ガンバリピサール(イラン)、96kg級の小平清貴(警視庁)はアテネ五輪王者のカジムラド・ガチャロフ(ロシア)に、いずれも0−2の判定で敗れた。

 小幡と小平は、対戦相手が勝ち進んでおり、まだ敗者復活の望みが残されているが、84kg級はガンバリビサールが次の試合で敗れ、敗者復活戦への道を断たれた。

 各選手の試合結果は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)


 ◎男子フリースタイル

 【74kg級】小幡邦彦(ALSOK綜合警備保障)     36選手出場

1回戦 ●[0−2(0-2,0-4)] Joseph Williams(米国)

 《試合経過》

 【1P】小幡は開始直後にすばやい片足タックルを受けてしまって1失点。この1点を追って反撃したが、終盤、タックルをかわされて1点を失い0−2とされた。

 【2P】タックルでテークダウンを奪われた小幡。終盤にもタックルでポイントを失い、ローリングでまわされて0−4とされた。


 【84kg級】山本悟(岡山・烏城高教)    32選手出場

1回戦 ●[0−2(0-1,0-2) ] Feridon Ghanbaripisar(イラン)

 《試合経過》

 【1P】けんか四つでお互いに攻撃ができず0−0で試合が進んだ。ラスト15秒、山本が勝負をかけたが、相手に冷静にさばかれてバックへ回られ、痛恨の1点を失った。

 【2P】一進一退の攻防。山本が脚を取るが、逃げられる。後半、片足タックルとがぶりから回られて1点ずつを失い、0−2とされてしまった。


 【96kg級】小平清貴(警視庁)    31選手出場

1回戦 ●[0−2(0-2、TF0-5=0:50)] Khadshimourad Gatsalov(ロシア)

 《試合経過》

 【1P】小平は中盤、片足タックルを受けてしまい1失点。さらに、がぶりからバックに回られて0−2とされた。

 【2P】一瞬のすきをつかれ、くぐられて背後に回れられた小平は、豪快なバック投げを受け、5点を失ってルールでテクニカルフォール負け。




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