日大が拓大を破って3年連続優勝…全日本学生王座決定戦



 全日本学生王座決定戦は9月16日、東京・駒沢体育館で16大学が参加して行なわれ、3年連続優勝を目指す日大と今春のリーグ戦の覇者・拓大の顔合わせとなった決勝は、日大がチームスコア2−3から4−3として逆転で勝ちし、3連覇を達成した。1965年以降の判明しているだけで10度目の優勝。

 日大は初戦で国士大、2回戦で山梨学院大を下し、準決勝でも西日本の王者・立命館大を破って決勝へ進出した。決勝では84kg級までにチームスコア2−3とリードされたものの、96kg級で松本真也が磯川孝生を2度のクリンチの末に破って3−3へ。120kg級で畑俊輔が中村淳志を2−0で下し、逆転した。

 拓大は準決勝で日体大に1−2から4連勝して逆転勝ちし、初の決勝進出を果たしたものの、あと一歩及ばず、リーグ戦に続いての優勝はならなかった。

 西日本から参加した立命館大は準決勝で日大に敗れたあと、3位決定戦で日体大にチームスコア3−3と接戦を展開したが、あと最後で敗れ、西日本初の三強入りを逃した。

 個人賞は、最優秀選手賞がブランコ・マキシモ(日大)、敢闘賞が桜井浩二(拓大)、最優秀監督賞が富山英明(日大)、ゴールデンホイッスル賞が中川善嗣(東農大)

 成績は下記の通り。(全成績は、ここをクリック=pdfファイル)


 日大・富山英明監督の話「(決勝戦は)チームスコア3−3とされた時、正直なところ負けたかな、と思った。(120kg級の)畑がよく勝ってくれた。選手を信じることが大事だとあらためて思った。リーグ戦の拓大戦は、最初の2階級を取っていけると思ったが最後は負けた。ちょうど逆になった。選手の粘りをほめたい。これで安心して世界選手権へいける」


 ▼1回戦
日   大 [6−1] 国 士 大
山梨学院大 [6−1] 青山学院大
立命館大 [7−0] 法   大
明   大 [6−1] 中京学院大
拓   大 [5−2] 専   大
中   大 [4−3] 大東大
早   大 [7−0] 神奈川大
日 体 大 [7−0] 東 洋 大
 
 ▼2回戦
日   大 [5−2] 山梨学院大
立命館大 [5−2] 明   大
拓   大 [7−0] 中   大
日 体 大 [4−3] 早   大
 
 ▼準決勝
日   大 [6−1] 立命館大
拓   大 [5−2] 日 体 大
 
 ▼決勝
日   大 [4−3] 拓   大




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