FILAサレトニグ副会長が中国で「女子7階級要望」を明言




 7月28〜30日に茨城県大洗町で行なわれたアジア・カデット選手権のオブザーバーとして来日した国際レスリング連盟(FILA)のマリオ・サレトニグ副会長(米国)は、その後、2008年オリンピック開催地の中国へ渡り、中国のレスリング関係者と会談したが、新華社=共同電が報じたところによると、サレトニグ副会長は、FILAが国際オリンピック委員会(IOC)に対し北京五輪でのレスリング女子の実施階級を7階級にするよう要望していることを明らかにした。

 FILAは今年初め、オフィシャルホームページ上で北京五輪での女子7階級実施をIOCに要望したことを掲示していたが、大会実施国の報道陣に対して明言したのは初めて。

 五輪実施競技の種目(階級)数はIOC理事会の決議で決まる。04年アテネ五輪でのレスリングの実施階級が「男女で18階級」と決まったのが、01年9月のIOC理事会でのこと。08年北京五輪のレスリングの実施階級の決定は大詰めを迎えているものと思われる。

 なお、中国が引き受けていた2006年の世界選手権(3スタイル)の開催地が、広州であることも明らかにされた。FILAのカレンダーでは、9月26日から10月1日となっている。



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