クリンチ(フリー)、クロス・ボディ・ロック(グレコ)のスタイルが微修正




 フリースタイルで0−0で延長へ入る場合のクリンチ、グレコローマンで1分経過後に交互に実施するクロス・ボディ・ロック(俵返しの形)のスタイルが、微妙に修正された。7月28日から茨城県大洗町で開催されているアジア・カデット選手権から採用されている。

 フリースタイルのクリンチでは、コイントスで負けて受ける側の選手は、自分の両方の手のひらを相手の背中の上に置かなければならなくなった。これまでは、相手の顔の前に垂らしたりしてうまく相手の攻撃をカットするシーンも見られたが、こうしたテクニックは使えなくなった。

(従来=×)従来よく見られたシーン。受ける側が脇を閉めたりして相手の攻撃をうまくカットして構える。 (新=○)受ける側は手のひらを相手の背中に置く。もちろん、上から力を入れることは認められない。写真右はアジア・カデット選手権で見られたクリンチ・シーン。受ける選手(赤)の手の位置に注目。


 グレコローマンのクロス・ボディ・ロックでは、攻撃する選手が自分の脚(ひざ)を相手の腹の下に深く入れるシーンがあった。新ルールは、左右の足を結ぶ線を相手の体と平行に置いてスタートすることが義務付けられる。

(旧=×)攻撃側の足が相手の下に入れている。 (新=○)攻撃側の左右の足は相手の体と平行に置く。




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