7月6〜9日のIOC総会で五輪レスリング競技の存続票決へ





 国際オリンピック委員会(IOC)は7月6日から4日間、シンガポールで総会を開き、2012年夏季大会の開催地を決めるほか、実施競技の見直しが行われる。夏季五輪は現在、28の競技が行なわれており、そのすべての競技について存続かどうかの是非が問われることになり、レスリングも票決にかけられる。

 IOCは十数年前から五輪の肥大化を懸念し、縮小しトップアスリートによる大会を目指している。3年前にジャック・ロゲ会長の強い意向を受けて野球、ソフトボール、近代五種の3競技を削減対象とし論議したが、手続きが拙速という批判を受けて断念。今回、28競技すべてを存続か削除かの対象として検討することになった。

 総会ではIOC委員による投票が1競技ずつ行なわれ、過半数の賛成で存続が決まる。もっとも、夏季五輪国際競技連盟(ASOIF)は28競技すべての存続をアピールしており、レスリングの存続の可能性はかなり高いとみていい。

 なお2012年大会の開催地は、パリ、ロンドン、ニューヨーク、マドリッド、モスクワの5都市の中から7月6日に決定される。


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