浜口京子選手(ジャパンビバレッジ)がフランスへ



 女子ワールドカップ(5月20〜21日、フランス・クレルモンフェラン)に出場する72kg級の浜口京子選手(ジャパンビバレッジ)が5月18日、金浜良コーチ(同)らとともにフランスへ向けて出発した。パリで1日早く北京経由で出発した本隊と合流し、クレルモンフェランへ向かう。

 成田空港で報道陣に囲まれた浜口選手は「ワールドカップは団体戦で、みんなと力を合わせてチームの優勝を目指すけど、個人での戦いだとも思っている。全勝を目指して戦う。それがチームの優勝につながる」と気合一閃。「それだけの練習は積んでいる」と自信を見せ、初めての経験となる新ルールでの国際大会にも不安はなさそう。

 浜口選手にとってクレルモンフェランは、1997年世界選手権で初優勝を遂げ父・アニマル浜口さんに肩車された思い出の地。「あれから8年。長かったけど、いろんな思いがぎっしり詰まった8年間でした。思い出の地に行けるのはうれしい。土地も風も、すべてが私に味方してくれそう」と気持ちは乗っており、「優勝して、また(父から)肩車してもらえることを楽しみにして行きます」と思いを馳せた。

 手荷物には、発売されたばかりのアニマル浜口さんの気合人形がついていた。「恥ずかしいからつけるつもりはなかったけど、人に勧められてつけました。父(1日遅れでクレルモンフェランへ)が来るまでこの人形に気合を注入してもらいます。飛行機に乗って10連発、向こうについて10連発、ホテルに着いて10連発…」と報道陣を笑わせる余裕を見せ、空港のゲートをくぐった。





《前ページへ戻る》