男子グレコローマンの全日本チームが帰国




 約2週間にわたるポーランド遠征を終えた男子グレコローマンの全日本チームは3月15日、帰国した。合宿の仕上げに出場した「ポーランド・オープン」では、55kg級の平井進悟(ALSOK綜合警備保障)、74kg級の菅太一(警視庁)、84kg級の松本慎吾(一宮運輸)が銅メダルを獲得したほか、団体でも3位に入り、成果を出した遠征となった。

 成田空港に到着した選手たちは、平井が「自分の実力がある程度は通用するということがわかりました」、菅が「伊藤監督に、3位決定戦がいい試合だった、と言ってもらえた。でも3位という順位には甘んじません」、松本が「3位なんてたいしたことないですよ…。優勝でないと満足できません」と三者三様に遠征を振り返った。

 これで男子両スタイルとも冬の遠征を終了。4、5月にいずれも東京で計3度の合宿をこなし、5月24日からのアジア選手権(中国・武漢)へ挑む。
(写真は、左から菅、平井、松本、伊藤広道監督)


 平井進悟の話「2年ぶりの国際大会。グレコではジュニア時代以来で、ナショナルチームでの初参加だったので不安な気持ちがあった。試合をしてみたら、なんてことはなく普通にできた。今回の大会で、自分の実力がある程度は通用するということがわかりました。新ルールが自分に合っていると思う。やりやすいですね。アジア選手権に向けて、今回の反省点となったスタンドでの攻撃パターンを増やしたいです」

 
菅太一の話(別項参照)

 
松本慎吾の話「3位なんてたいしたことないですよ…。優勝でないと満足できません。今回はかぜをひいて体調を崩したことが影響してしまいました。アジア選手権にむけて新ルールの研究をします」

(取材・写真=保高幸子)



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