男子グレコローマンの全日本合宿がスタート



 男子グレコローマンの今年2回目の全日本合宿が2月22日、東京・国立スポーツ科学センターでスタート。「タックル、そり投げ、クリンチ技術の習得および実践での活用」が重点課題で、前回の合宿で取り組み、各所属で練習してきた技をスパーリングで出すことを課した。

 学生選抜チームのコーチとして今月5〜6日に米国で行われたデーブ・シュルツ国際大会に参加した嘉戸洋・日本協会コーチは、「1ピリオドが3分から2分になったが、トータルの6分間は変わらない。外国選手は今までどおり後半にバテる」と報告。「2分という時間にとらわれ、バテた状態での練習をする必要がないと考えては駄目。第1ピリオドを取られても、第2、3ピリオドでは相手がバテてくる。バテた状態ででも戦え、技をかける能力が必要」として、2分3ピリオドが1セットのスパーリングでは、スタートからとばしてスタミナが切れた状態ででも戦うことを要求した。

 合宿は25日まで。28日からポーランドへ遠征する。




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