男子フリースタイルの第2次全日本合宿がスタート


     


 男子フリースタイルの第2次全日本合宿が2月5日、東京・北区の国立スポーツ科学センター(JISS)でスタートした。全日本王者のうち、84kg級の磯川孝生(拓大)と120kg級の田中章仁(専大)が学生選抜チームのメンバーとして米国遠征に参加しており、60kg級の小島豪臣(日体大)は試験のため、それぞれ欠席。全日本チャンピオンは4人の参加となり、加えて和田貴広・日本協会専任コーチがかぜでダウン。やや寂しいスタートとなったことは否めないが、日大と自衛隊から選手が参加し、アテネ五輪ではアフガニスタンの選手を指導していた92年バルセロナ五輪銅メダリストの赤石光生コーチ(ジャパンビバレッジ)も参加。熱気ある練習を展開した。

 富山英明強化委員長(日大教)は、今回の合宿の目的を「13日からの欧州遠征に備えたい。学生の試験もほぼ終わった。全開モードを目指してスパーリングを多くしたい」と話した。まだ2分1ピリオドのスパーリングにはなっておらず、「3分1ピリオド時代のスパーリングをやっている。最初からガッといく攻撃、いける攻撃を身につけさせたい」という。ほかに前回(1月23〜30日)の合宿に引き続いてクリンチの攻防にも力を入れたいとしている。

 合宿は10日まで中休みなしで続けられる。




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