【特集】パシフィック・オープン参加でついた自信

秋田県選手団監督 鈴木信行(文・写真提供)



 秋田県では3年後の平成19年に秋田国体を迎えることから、強化対策事業の一環として、今年度は海外遠征を企画いたしました。候補地をいくつか検討していたところ日本協会ホームページにて紹介のあった、パシフィック・オープン・トーナメント大会に参加する事にいたしました。

 団員は、団長はじめ役員6名、選手11名(中学生4名・高校生7名)の計17名です。今回の海外遠征は、現中学3年生が秋田国体の年に中心となるため中学生選手を第一に考え、強化はもちろんですが、レスリングでがんばる事により海外へ行けるチャンスが訪れるといった、レスリング競技に対する魅力付けを図る事を目的としています。

 1月6日、真冬の秋田から名古屋経由にてグアム入り。当日は深夜のため、翌7日に宿泊ホテルよりすぐ近くの高校にて現地選手との合同練習をし、その後、新ルールの説明を受け、試合のための計量を行いました。

 試合は1月8日。参加者は・グアム(ジュニア・シニア)、フィリピン(ジュニア・シニア)、韓国(シニア)、国士舘大(シニア)、中央大OB(シニア)、秋田県選手団(ジュニア・シニア)といった具合でした。選手のレベル的にはまだまだ発展途上の段階でありますが、取り組む姿勢には感心するものがありこれからの選手と思われます。

 階級でばらつきがあったせいもあってか、我々選手団は全階級で入賞する事が出来、チームとしてもジュニアチームのチャンピオンとなる事ができました。

 翌日選手達みんなで、現地の方でもなかなか知られていないビーチにてバーベキュー・パーティーを行いとても楽しいひとときを過ごしました。

 後日選手達に、この度の遠征の感想文を書かせたところ、一様に ”もっと強くなってまたこのような遠征に参加したい!” とあり、中学生選手にとっても、非常に自信となり、今遠征が成功であったと考えます。

 平成19年秋田わか杉国体へ向けて3年間続ける予定であり、本当の目的達成へ向けて今後ともがんばりたいと思います。


【秋田県レスリング協会選手団】

 《団長(協会長)》加藤重夫、《副団長(協会副会長)》長門靖彦、《監督(強化委員長)》鈴木信行、《コーチ(強化委員)》佐藤俊大、伊藤幸夫 《コーチ兼選手(強化委員》鈴木元泰

 《選手(中学生)》利部裕、伊藤臣、桑原一直、伊藤晃平

 《選手(高校生)》菊地賢人、三浦和也、秋本孝光、工藤佑貴、有明大輔、下野祐司、川上茂裕


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