1月14〜15日にFILA審判セミナー開催、ルール確定へ




 1月14〜15日にイタリア・ローマで国際レスリング連盟(FILA)のレフェリー・セミナーが開催され、2005年1月1日から実施される新ルールの最終的な確認がなされる。日本からは内藤可三、斎藤修の両国際特級審判委員が参加する。

 日本協会では、昨年12月21〜23日の天皇杯全日本選手権を新ルールで実施。強化委員会は「テークダウンを2点、場外へ出した時を1点にすること」「グレコローマンで相手を場外へ出した場合は、パーテールポジションを選択できる」などの改善要望を出し、FILAのラファエル・マルティニティー会長とマリオ・サレトニグ副会長が大みそかの「PRIDE」観戦で来日した際に福田富昭会長が伝えた。

 同会長によると、マルティニティー会長は「今ルールを変えると混乱をまねくおそれがある。1年間は12月のコーチ・セミナー(ローマ)で伝達したルールで実施し、不合理な点があれば、来年、スモール・チェンジを行いたい」と答えたそうで、日本の提案は見送られる可能性が高いが、グレコローマンのクリンチのやり方などの詳細がひとまず正式に決定するものと思われる。

 FILAでは抜本的なルール改正は4年に1度、五輪の翌年からと決めており、今回の改正では2分3ピリオドの2ピリオド先取制、敗者復活併用のトーナメントなどが採用される。



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