磯川孝生(拓大)が3年連続優勝…全日本大学選手権最終日【2006年12月21日】






 内閣総理大臣杯全日本大学選手権(男子フリースタイルのみ)最終日は12月22日、東京・駒沢体育館で3階級が行われ、84kg級で学生王者の磯川孝生(拓大)が決勝で伊藤拓也(早大)を2−0で破り、3年連続優勝を達成。拓大の初優勝に貢献し、最優秀選手に輝いた。

 96kg級は、アジア大会84kg級代表の松本真也(日大)が勝ち、2年ぶり3度目の優勝。120kg級は荒木田進謙(専大)が勝ち、史上15人目の1年生王者に輝いた。

 大学別対抗得点は、拓大が43.5点で優勝。昨年まで2連覇を達成していた日大は39点で2位となり、3位は専大が33.5点で続いた。

 各階級の成績は下記の通り。


《全成績=pdf》
一覧表 55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級 大学対抗得点

55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級

最優秀
選 手
優 秀
選 手
最優秀
監 督
最 多
フォール
最 短
フォール

 【84kg級】=21選手出場

 ▼準決勝
磯川孝生(拓大)○[2−0(TF6-0=1:36,3-0)]●矢野将章(専大)
伊藤拓也(早大)○[2−0(2-0,1-0)]●鶴巻宰(国士大)

 ▼3位決定戦
矢野将章(専大)○[2−0(TF7-0,2-1)]●野元将平(神奈川大)
鶴巻宰(国士大)○[フォール、2P0:39]●平野貴大(東洋大)

 ▼決勝
磯川孝生(拓大)○[2−0(2-0,3-0)]●伊藤拓也(早大)

 《経過》第1ピリオドは磯川が2度、がぶった体勢の内側から相手の足首を取って2−0。第2ピリオドは40秒に一本背負いを決めた磯川が3−0で振り切った。

【決勝第1P】磯川(赤)ががぶりから足首を取って1−0=写真左。同じような技を2度決めた=写真右。 【決勝第2P】磯川の一本背負いが決まる。 【決勝第2P】3−0のあとも積極的に攻めた磯川。

 【96kg級】=23選手出場

 ▼準決勝
松本真也(日大)○[2−0(4-0,1-0)]●坂本憲蔵(日本文理大)
東誠次(立命館大)○[2−0(3-0、TF7-0=1:30)]●安西信昌(明大)

 ▼3位決定戦
坂本憲蔵(日本文理大)○[2−0(3-0,3-0)]●山口竜志(拓大)
茄子野陽介(青山学院大)○[2−1(5-0,2-4,5-0)]●安西信昌(明大)

 ▼決勝
松本真也(日大)○[2−0(4-0,1-0)]●東誠次(立命館大)

 《経過》第1ピリオド、場外へ押し出して1−0とした松本は、回り込んで1点を加え、ローリングで4−0へ。第2ピリオドも中盤に回り込んで確実に1点を取った。

【決勝第1P】1−0とした松本(赤)は、回り込んで2−0とし、ローリングで2点を加えた。 【決勝第2P】中盤、確実に1点を取った。 【決勝第2P】ドーハ帰国から5日。実力jを見せた。

 【120kg級】=21選手出場

 ▼準決勝
浅見哲郎(早大)○[2−0(2-0,3-0)]●山口恭平(徳山大)
荒木田進謙(専大)○[2−0(3-0,3-1)]●中村淳志(拓大)

 ▼3位決定戦
河野隆太(青山学院大)○[2−0(1-0,1-0)]●山口恭平(徳山大)
ムジコフ・ボリス(山梨学院大)○[フォール、1P1:50(F4-0)]●中村淳志(拓大)

 ▼決勝
荒木田進謙(専大)○[フォール、2P1:54(1-0,F3-1)]●浅見哲郎(早大)

 《経過》第1ピリオド1分50秒、浅見が片脚タックルが場外へ出して1−0。第2ピリオドも浅見が片脚タックルから押し倒し、1−0としてラスト25秒へ。試合再開のあと、荒木田がダッシュしてテークダウンを奪い、フォールを決めた。

【決勝第1P】終盤、浅見(赤)が荒木田の片脚を取って場外へ出した。1−0でこのピリオドを先制。 【決勝第2P】再度片脚タックルで1−0へ。 【決勝第2P】荒木田は猛然と突撃し、フォールを決めた。

 《大学対抗得点》

 [1]拓大 43.5点、[2]日大 39点、[3]専大 33.5点、[4]早大 32点、[5]山梨学院大 25・5点、[6]青山学院大 21.5点、[7]東洋大 16・5点、[8]国士大 14点


 《個人賞》

 ▼最優秀選手賞 磯川孝生(拓大)、▼佐藤吏(早大)、▼最多フォール賞 有働健(徳山大)2試合、▼最短フォール賞 東誠次(立命館大)26秒、▼最優秀監督賞 秋本公太郎(拓大)



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