2年連続学生二冠王、山口竜志(拓大)がプロレス入り【2006年11月29日】






 男子グレコローマン96kg級で2年連続学生二冠王に輝いた山口竜志選手(拓大=
左写真)が来春の卒業後、プロレス入りを決意。11月28日、東京ドームホテルで所属するオフィス健介の佐々木健介選手らとともに記者会見に臨んだ。

 山口選手は今年6月の明治乳業杯全日本選抜選手権でも優勝。プレーオフで負けて世界選手権には出場できなかったが、日本一を目前としており、2年後の北京オリンピックを目指せる実力を身につけていた。しかし、「人を熱狂させ感動させるプロレスの魅力に引かれ、オリンピックよりもプロレスで一流になる道を選んだ」と、卒業後はメーンイベンターを目指してプロレスに専念することを決意した。

 数多くあるプロレス団体の中で、大きな団体を選ばず、選手が2人しかいない健介オフィスを選んだのは、「佐々木健介選手と話をするうちに、この人についていこうと思ったから」だという。来年1月の天皇杯全日本選手権がレスリングでの最後の試合になり、「優勝し、チャンピオンとしてプロレスへ行きたい」と話した。デビュー戦は未定だが、「健介さんと闘いたい」ときっぱり。

 同席した拓大の秋本公太郎監督、西口茂樹コーチとも「世界で通じるプロレスラーになってほしい」とエール。受け入れる佐々木健介選手は「まじめさがあり、精かんなマスクもいい。本当にウチでいいのか、と聞いたほど。一流のプロレスラーに育てたい」と話した。

 拓大からは、阿部裕之選手(AACC)、須藤元気選手(ビバリーヒルズ柔術クラブ)、小路伸亮選手(KILLER BEE)がHERO'Sなどのプロ格闘技で活躍しているが、プロレス入りは初めて。(レスリング界からプロ入りした選手 ⇒ クリック

佐々木健介(右)西口茂樹コーチに囲まれて記者会見する山口選手。 報道陣のリクエストで裸になった山口選手に健介のチョップがとんだ!



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