沼尻健(国士大)が1勝…第1回世界ビーチ選手権【2006年11月6日】






 第4のレスリング・スタイル、ビーチ・レスリングの第1回世界選手権が11月4日、トルコ・アンタルヤ市内のビーチ・リゾート地チャムユヴァで、国際レスリング連盟(FILA)のラファエル・マルティニティ会長(スイス)、福田富昭副会長(日本協会会長)らが見守る中、行われた。

 チャムユヴァは夏のリゾート地として有名で、ヨーロッパ中から客が集まるが、11月ということもあって海岸に観光客はおらず、すこし肌寒かった。しかし、試合はなごやかな雰囲気で進み、時おり会場から笑いが起こった。

 日本からは2選手が出場。軽量級(85kg以下)の沼尻健(国士大)が初戦を勝ったが、2回戦で黒星。重量級(85kg以上)の竹内勝信(国士大)は初戦で敗れたが、8位だった。

 国別対抗得点は、男子はトルコが20点で優勝し、以下、米国(16点)、インド(15点)、アルバニア(9点)で、日本は3点で7位タイ。女子はスペインが20点で優勝し、トルコ(18点)、米国(8点)、ロシア(4点)と続いた。、

(取材・撮影=保高幸子)



 【軽量級(85kg以下)】沼尻健(国士大)

1回戦 ○[飛行機投げ] モロッコ選手

 《経過》開始早々、きれいな飛行機投げで一本。

2回戦 ●[0−2] アルバニア選手

 《経過》グラウンドの攻防から、沼尻ががぶり返しを決めて一本かと思われたが、沼尻の攻める際のしりもちを相手の1ポイントととられ、その後のがぶり返しのポイントはなしに。次の攻防も全く同じで、がぶり返しを決めたが1失点となり、0−2で負け。2度のきれいながぶり返しを決めたにもかかわらずポイントのなかった沼尻に対し、会場は納得がいかずにブーイング。沼尻の健闘を称えた


 【重量級(85kg以上)】竹内勝信(国士大)  8位

1回戦 ●[一本負け] インド選手

 《経過》竹内は押し出されて1失点。再開し、がぶり返しを狙うが、完全に決まっておらず、上に乗られてしまい、デンジャーポジションに追い込まれて一本負け。



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