富山英明総監督の話…高塚紀行の銅メダル獲得に寄せて【2006年9月27日】






 富山英明総監督の話「3位決定戦の相手は昨年の欧州チャンピオン。技術は高塚より上だった。でも、こうした状況下での2分間での試合では、技術じゃない。体力であり、気力だ。世界で勝つには、それしかない。準決勝まで進んだことで、ホッとした様子が見えたので、気合を入れた。それに応えて、気持ちで勝ってくれた。

 問題点はまだある選手だけど、それで銅メダルを取ってくれたということは、まだまだ伸びる余地があるということ。体の芯が強く、組み合った時の圧力が強い。それを生かせれば、まだまだ上へ行く。

 この階級は国内でも強い選手が多い。『高塚が銅を取れるなら、オレだって』と思う選手が多くいると思う。いいことだ。参戦を希望している山本“KID”徳郁を含めて、国内でし烈な闘いをやってほしい。その中から世界一になれる選手が生まれる。フリーの55、60kg級は世界一に近いことが分かった。使命感をもってやってほしい」

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