世界選手権・女子67kg級代表に坂本襟【2006年9月13日】






 世界選手権(9月25日〜10月1日、中国・広州)の日本代表で、ただ1階級未定だった女子67kg級の代表決定参考試合が9月11、12日の2日間にわたり、愛知・中京女大で行われ、本来権利を持っていた坂本襟(ワァークスジャパン)が再度、代表に選出された。

 坂本は4月に左足を骨折し、5月の女子ワールドカップ(名古屋)を欠場。世界選手権については回復ぶりを見て出場を決めることになっていたが、最終的に昨年の世界ジュニア・チャンピオンの新海真美(中京女大)と今年の世界ジュニア・チャンピオンの井上佳子(愛知・至学館高)の3選手による総当り戦を参考試合として、2度実施した。

 両日ともに坂本が新海に、新海が井上に、井上が坂本に勝つという3者とも1勝1敗の結果となったが、坂本は井上に敗れはしたものの、本来の実力を取り戻しておらず、大会までの2週間で力が戻ることが期待できることなどから、坂本が代表に選出された。

 参考試合の結果は下記の通り。


《11日》 井上佳子 ○[2−1]● 坂本襟、坂本襟 ○[2−1]● 新海真美、新海真美 ○[2−0]● 井上佳子

《12日》 坂本襟 ○[2−1]● 新海真美、井上佳子 ○[2−1]● 坂本襟、新海真美 ○[2−1]● 井上佳子


 坂本襟の話 正直、あんまりうれしくないです。ケガをして、これまでやってきたことはいいとしても、日本の代表で世界選手権に出るなら、ああいう試合をしてはいけないと思う。今の力は以前の半分以下。ただ、代表になれたのでそんなことは言っていられない。とにかく足りないところを練習したい。攻めるレスリングに変えていきたい。



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