男子フリースタイル74kg級にブバイサ・サイキエフ(ロシア)がエントリー【2006年9月10日】






 世界選手権の男子フリースタイルと女子のロシアのエントリー選手が判明。男子フリースタイルの74kg級は、過去に世界選手権6度・五輪2度の優勝の実績を持つブバイサ・サイキエフ(ロシア)がエントリーした。サイキエフは今年のロシア選手権に参加せず、8月の「ジオルコウスキ国際大会」(ポーランド)で、ロシア・チャンピオンのデニス・チャーグシュに敗れ、世界選手権の出場が微妙な状況だった。

 同84kg級のは03年の世界チャンピオンのサジド・サジドフがエントリー。ブバイサの弟で今年現役復帰し、欧州選手権で優勝したシドニー五輪王者のアダム・サイキエフをロシア選手権で下していた。

 60kg級はアテネ五輪55kg級王者のマブレット・バティロフ、66kg級は昨年の世界王者のマカチ・ムリタザリエフ、96kg級はアテネ五輪と昨年の世界王者のカジムラド・ガチャロフ、120kg級は欧州王者のクルマゴメド・クルマゴメドフ。

 最大の穴とされている55kg級は、欧州選手権3位のジャマル・オタルスルタノフではなく、昨年の世界ジュニア選手権決勝で稲葉泰弘(専大)を破って優勝したベシク・クデュコフが出場する。今年の欧州選手権で7階級中6階級を制した強さを見せることができるか。

 女子では、55kg級で2年連続欧州王者のナタリア・ゴルツが順当に出場し、48kg級もアテネ五輪代表のロリッサ・オーザクがエントリーした。しかし、59kg級の欧州チャンピオンのルボフ・ボロソバが63kg級へ、67kg級の欧州チャンピオンのエレナ・ペレペルキナが72kg級と、ともに1階級上げて出場してくる。


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