男子フリースタイルの全日本チームが合宿スタート【2006年8月23日】





 男子フリースタイルの全日本合宿が8月22日、東京・国立スポーツ科学センター(JISS)でスタートした。世界選手権代表決定後、ロシアでの合宿(7月下旬〜8月上旬)を含めて4度目の合宿。

 全日本学生選手権を2日後に控えているため、84kg級の松本真也(日大)ら学生選手は不参加となったが、55kg級の田岡秀規(自衛隊)ら4人の世界選手権代表選手と、自衛隊、警視庁などから全日本トップ選手が参加。世界選手権を1か月後に控え、「体力の維持と習得技術の再確認」(土方政和・強化副委員長)をテーマに熱の入った練習を展開した。

 世界選手権代表選手はロシア遠征から帰国して最初の合宿。ロシアで学んだ技術を、和田貴広コーチ(日本協会専任コーチ)の指導でチェックするとともに、1分間の攻防を繰り返すなど、短時間集中の練習をこなし、体力と技術の維持をはかった。

 和田コーチは「けがをしていても、簡単に練習を休まないように。どこかを痛めているのは、世界のどの国の選手も同じ。甘えた気持ちを出さず、そこを乗り越えなければならない」と、最後の踏ん張りを選手に注文した。

 合宿は28日まで、1日3回の練習(早朝、午前、夕方)が行われる。

世界選手権代表は4人だけだが、昨年の世界選手権代表2選手なども加わり、熱気ある練習を展開。 茨城・霞ヶ浦高、千葉・佐倉南高の高校生選手も加わり、総勢30人を超える熱気ある練習が展開された。 和田貴広コーチの技術指導。ロシア遠征で得た問題点を選手に伝達。常に最近のレスリングを指導している。


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