松本慎吾(一宮運輸)が欧州へ単独武者修行へ出発【2006年7月23日】





 男子グレコローマン84kg級の世界選手権代表、松本慎吾(一宮運輸)が7月22日、成田発のルフトハンザ航空で単身、ハンガリーのブダペストへ向かった(右写真=成田空港の新・南ウイング)。現地でハンガリーのナショナルチームの練習に加わり、約2週間練習し、8月10日にトルコへ移り、日本から向かう全日本チームと合流。その後、24〜26日にポーランド・ワルシャワで行われる「ピトライスニスキ国際大会」へ出場し、28日に帰国する。

 松本の海外修業は2003年5月から約2か月、ウクライナやドイツを回った時以来。前回はウクライナにコーチ留学していた嘉戸洋コーチ(現日本協会専任コーチ)がサポートしてくれたが、今回は完全な“単独修業”。精神的にも鍛えられることが期待される。


 松本慎吾選手の話「ポーランドのピトライスニスキ大会は世界選手権のひと月前。ハンガリーとトルコでの練習の成果を試したいと思う。今回は初めて本当に一人きりでの遠征なので、自分でよく考え、練習をやっていきたい。

 去年は菅平で体調を崩してしまって、不安なまま世界選手権を迎えてし まったけど、今年は菅平の練習もすべてでき、体調もいい。今回の遠征でもしっかり練習して、世界選手権(中国・広州)まで調子を キープし試合に臨みたい。

 今年の世界選手権は妻も応援にきてくれるので力が入ります。アジア大会(カタール・ドーハ)もあるので、今年は期待してください」

(取材・撮影=保高幸子)



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