学生二冠王マキシモ・ブランコ(日大=ベネズエラ)が「PRIDE」参戦へ【2006年2月1日】





 2005年の男子フリースタイル74kg級で学生二冠(全日本学生選手権・全日本大学選手)を制したマキシモ・ブランコ(日大、ベネズエラ出身)が、卒業後、レスリング活動を続けてベネズエラ代表として北京五輪を目指す一方、総合格闘技イベントの「PRIDE」に参戦することが決まった。

 特定の団体などには所属せず、日大のほか、高田延彦の高田道場、吉田秀彦の吉田道場など総合格闘技の練習を積む。「PRIDE」を主催するDSEの榊原信行社長は「遅くとも年内にはデビューさせた。ウエルター級で闘うことになるでしょう」と話している。

 マキシモはベネズエラから宮城・仙台育英高にレスリング留学。高校時代はインターハイ、国体で各1勝するにとどまったが、日大へ進んで成長し、最終学年の昨年、学生二冠王に輝き、全日本大学選手権では最優秀選手賞に輝いた。以前から総合格闘技に関心があり、卒業を機にチャレンジする。慣れない打撃や関節技の習得が必要だが、「昔はケンカもよくやっていて、強かった。しっかり練習し、強い選手になりたい。レスリングでのオリンピック出場も目指す」と話していた。

 日大からは、高橋義生がパンクラスで闘っているほか、シドニー五輪代表の宮田和幸がK-1のリングで総合格闘技に挑んでいる。
(写真右=2月2日の日大の二大会優勝祝賀会で、DSE榊原信行社長=右から3人目=らと今後の健闘を誓ったマキシモ=同2人目)


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