2006年世界選手権 女子72kg級 展望
大 会 名 | 優 勝 | 2 位 | 3 位 | ||
2004年アテネ五輪 | Wang, Xu=王旭 | Manyurova, Gouzel | 浜口 京子 | ||
(中 国) | (ロシア) | (日 本) | |||
2005世界選手権 | Smith, Iris | 浜口 京子 | Schaetzle, Anita | (ドイツ) | |
(米 国) | (日 本) | Sayenko, Svetlana | (ウクライナ) | ||
欧州選手権 | 2005年 | Schaetzle, Anita | Martinenko, Svetlana | Marzaliuk, Vasilisa | (ベラルーシ) |
(ドイツ) | (ロシア) | Zlateva Hristova, Stanka | (ブルガリア) | ||
2006年 | Zlateva Hristova, Stanka | Sayenko, Svetlana | Schaetzle, Anita | (ドイツ) | |
(ブルガリア) | (ウクライナ) | Shadoyan, Karine | (アルメニア) | ||
アジア選手権 | 2005年 | Wang, Jiao=王嬌 | 村島 文子 | Ochirbat, Burmaa | (モンゴル) |
(中 国) | (日 本) | Zhanibekova, Olga | (カザフスタン) | ||
2006年 | 浜口 京子 | Ochirbat, Burmaa | Zhanibekova, Olga | (カザフスタン) | |
(日 本) | (モンゴル) | Qin, Xiaoqing | (中 国) | ||
パンアメリカン 選手権 |
2005年 | Conceicao, Rosangela | Guevara, Xiomara | Arce, Dinorah | (メキシコ) |
(ブラジル) | (ベネズエラ) | ||||
2006年 | Lee, Stephanie | Conceicao, Rosangela | Guerra, Rainiel | (ベネズエラ) | |
(米 国) | (ブラジル) | Callahan, Leah | (カナダ) |
【見どころ】04年アテネ五輪チャンピオンの王旭(中国)、昨年の世界チャンピオンのアイリス・スミス(米国)は、ともに不出場。中国は昨年アジア1位・世界5位の王嬌、米国は68・67kg級で2度の世界一の経験があるクリスティ・マラノが出場してくる。
アテネ五輪3位で昨年2位の浜口京子(日本)は、王嬌、マラノともに負けたことがなく、優勝の機会が広がったといえる。5月のワールドカップでオヘネワ・アクフォ(カナダ)に不覚を喫しているが、アクフォは8月の「ワルシャワ・カップ」で今年の欧州10位のダリア・ナザロバ(ロシア)とプレ五輪2位のウンダ・マイデル(スペイン)に敗れており、絶対的な強さはない。
ただ、7月の「カナダ・カップ」で復活した王旭を破って優勝しており、油断は禁物。浜口が3年ぶりに世界一に返り咲くには、アクフォの存在を無視することはできない。
ロシアは67kg級で昨年世界3位・今年欧州1位のエレナ・ペレペルキナがエントリーしてきた。昨年のワールドカップは72kg級で浜口と対戦しており、浜口が判定勝ちしている。
欧州からは、03・05年欧州1位で昨年世界3位のアニータ・シャツル(ドイツ)、今年欧州1位のスタンカ・ズラテバ(ブルガリア)、昨年世界3位のスベトラーナ・サヤエンコ(ウクライナ)らが顔をそろえる。浜口はいずれも勝っている相手だ。
エントリーが予想される選手で、過去、浜口が黒星を喫しているのはアクフォだけ。アクフォへのリベンジに集中するとともに、取りこぼしなく実力を発揮することが6度目の世界一への道だ。
※写真は昨年の世界選手権表彰式。左から2位=浜口京子(日本)、優勝=Smith, Iris(米国)、3位=Schaetzle, Anita(ドイツ)、Sayenko, Svetlana(ウクライナ)