斎川哲克(日体大)が史上7人目の学生四冠王へ…全日本大学選手権最終日【2007年11月9日】








 内閣総理大臣杯全日本大学選手権(男子フリースタイルのみ)最終日は11月9日、岐阜県中津川市の東美濃ふれあいセンターアリーナで3階級が行われ、96kg級は斎川哲克(日体大)が藤本健治(拓大)を破って優勝。全日本学生選手権の両スタイル(グレコローマン=84kg級、フリースタイル=96kg級)、全日本大学グレコローマン選手権(96kg級)に続き、史上7人目の学生四冠王に輝いた。

 過去の四冠王者は、1992年の横山秀和(日体大=82kg級)、1993年の片山貴光(日体大=74kg級)、1996年の篠崎正二(日体大=100kg級)、1998年の松本慎吾(日体大=85・97kg級)、2000年の矢野通(日大=130kg級)、2004年の田中章仁(専大=96kg級・120kg級)の6人。

 84kg級は、全日本大学グレコローマン選手権74kg級王者の伊藤啓太(拓大)が2階級にわたって二冠王へ。120kg級は中村淳志(拓大)が2年ぶり2度目の優勝を達成した。

 大学対抗得点は、3階級を制した拓大が56点をマークし、昨年に続いて優勝。1階級優勝に終わった日体大は41.5点で2位となり、年間の団体戦4冠制覇を逃した。3位は33点で山梨学院大。

 各階級の成績は下記の通り。


《全成績=pdfファイル》
一覧表 55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級 大学対抗得点

96kg級の斎川哲克(日体大)は快勝続きで学生四冠王へ。 2年連続の団体優勝。藤本浩平主将は両脚でVサイン!? 優勝選手たち。12月の天皇杯全日本選手権での活躍は?

《表彰式写真》
55kg級 60kg級 66kg級 74kg級 84kg級 96kg級 120kg級

 【84kg級】

 ▼準決勝
伊藤啓太(拓大)○[2−0(3-2,1-0=2:10)]●山縣養一(日大)
青木大志(明大)○[2−0(2-0,2-1)]●藤永真孝(徳山大)

 ▼3位決定戦
山縣養一(日大)○[2−0(1-0,1-0)]●古家圭(立命館大)
藤永真孝(徳山大)○[2−0(1-0=2:07,5-0)]●杉平大輔(国士大)

 ▼決勝
伊藤啓太(拓大)○[2−0(1-0=2:03,1-0)]●青木大志(明大)

チーム事情で1階級上に出場した伊藤(赤)だが、準決勝、決勝をともに2−で勝ち、拓大の団体優勝に貢献(写真は決勝)。

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 【96kg級】

 ▼準決勝
藤本健治(拓大)○[2−0(3-0,1-0)]●茄子野陽介(桃山学院大)
斎川哲克(日体大)○[2−0(TF7-0=0:27,TF7-0=1:04)]●下中隆広(国士大)

 ▼3位決定戦
亀井謙吾(日本文理大)○[2−0(1-0,4-0)]●茄子野陽介(桃山学院大)
下中隆広(国士大)○[2−0(1-0,1-0)]●畑俊輔(日大)

 ▼決勝
斎川哲克(日体大)○[2−0(TF6-0=1:30,TF7-0=0:28)]●藤本健治(拓大)

ガッツレンチの体勢になれば抜群の強さ。斎川(青)は圧倒的な強さで優勝し、学生4タイトルを独占した。

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 【120kg級】

 ▼準決勝
中村淳志(拓大)○[フォール、2P0:51(2-0,F3-1)]●高林努(日本文理大)
ムジコフ・ボリス(山梨学院大)○[2−0(1-0,1-0)]●北村克哉(専大)

 ▼3位決定戦
桜井紀宏(日体大)○[2−0(1-0,2-0)]●高林努(日本文理大)
北村克哉(専大)○[2−0(1-0,TF7-0=1:04)]●小椋健太(桃山学院大)

 ▼決勝
中村淳志(拓大)○[2−1(0-1,1-0,1-0=2:02)]●ムジコフ・ボリス(山梨学院大)

ピリオドスコア1−1からの第3ピリオド。コイントスに勝った中村(赤)が確実にテークダンを奪って優勝。

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 《個人賞》

 ▼最優秀選手賞 藤本浩平(拓大)

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 《大学別対抗得点》

 ▼順位[1] 拓大 56点、[2] 日体大 41.5点、[3] 山梨学院大 33点、[4] 国士大 25点、[5] 早大 24点、[6] 日大 22.5点



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