女子の世界合宿に中国のベストメンバーが参加【2007年10月27日】








 11月12日から22日まで東京・国立スポーツ科学センター(JISS)で行われる女子の世界合宿の参加国がほぼ固まり、中国、韓国、台湾、タイ、モンゴル、英国、スウェーデンの7ヶ国が参加することになった。

 中国は9選手が参加。アテネ五輪72kg級金メダリストの王旭(ワン・シュ)を筆頭に、05年世界選手権67kg級優勝の孟麗麗(メン・リリ)、06・07年世界選手権67kg級優勝の景端雪(ジン・ルイシュ)、05年世界選手権48kg級優勝の任雪層(レン・シュセン)など全階級ともベストメンバーが参加してくる(67、72kg級は2選手)。

 今年9月の世界選手権(アゼルバイジャン)は「金1・銅1」に終わり、前年までに比べると低迷した中国だが、5月のアジア選手権(キルギス)では「金3・銀1・銅3」を取って団体優勝するなど、その実力はあなどれない。前回(2006年1月)の世界合宿では3選手のみの参加だったが、ベストメンバーで日本に乗り込むあたりは、地元のオリンピックに向けてかなり力を入れているようだ。

 栄和人・女子ヘッドコーチ(中京女大職)は「全力でぶつかる。1番手だけではなく、2番手やジュニアの日本代表など、できるだけ多くの選手を参加させたい。多くの国が集まる合宿など、そうそうできるものではない。こうした機会をつくってくれた日本協会の努力に報いるためにも、若手選手にもしっかりと実力をつけさせたい」と話し、トップ選手のみならず、8月の世界ジュニア選手権(中国)で金0に終わり育成が急務と言われる若手選手の底上げのためにも歓迎した。



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