「7階級制覇も夢じゃない」…栄和人・女子ヘッドコーチが明言【2007年8月26日】






 新潟・十日町の桜花レスリング道場で合宿中の世界選手権の代表を含む全日本女子チームが8月25日、報道陣に練習を公開。順調な仕上がりぶりを見せた。

 48kg級の伊調千春、55kg級の吉田沙保里、63kg級の伊調馨のALSOK綜合警備保障の3選手は、北海道であった自社の壮行会に出席したため、前日からの合宿合流。伊調馨は急性へんとう腺炎にかかったりして、いずれも練習にブランクあったものの、追い込む練習のできる最後の合宿ということで、この日は気合を入れた練習を展開。日本代表は「けがもなく、いい調整ができています」と口をそろえた。

 栄和人ヘッドコーチ(中京女大職)は、前日に終了した世界ジュニア選手権(中国・北京)で大会史上初めて金メダル0に終わったことを引き合いに出し、選手に対して「シニアは強いことを見せつけよう」と激励。報道陣には「7人の日本代表選手は全員がいい調子。史上初めて全階級制覇も現実のものとして考えている」と明言した。最年長の浜口京子(ジャパンビバレッジ)が体力トレーニングでもチームのトップでこなしており、「負けられないという気持ちがひしひしと伝わってくる。若い選手が引っ張られて活気が出ている」という。

通称“金メダル坂”を激走する選手たち 35人を超える選手が3面マットで必死の練習。 栄和人ヘッドコーチのタックル指導。トップも気合が入っている。

報道陣を最も多く集めるのは吉田沙保里選手(中)。 ライバル、ズラテバ(ブルガリア)の得意技を練習する浜口京子。 練習終了。桜花道場での練習も、あと2日。



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