【特集】元横綱千代の富士が観戦【2007年8月23日】







 大相撲の元横綱千代の富士の九重親方が来場した。2年前に日体大の選手が同部屋に入門しており、藤本英男部長らのつてで会場を訪れ、1964年東京五輪と68年メキシコ五輪で金メダルを取った小幡(旧姓上武)洋次郎さんらの解説のもとで準決勝と決勝を観戦した
(右写真)

 試合を追う九重親方の視線は、やはり重量級の選手へ。「いい体をしている選手が多いね。大きくて、よく動く。すごいことだよ」と、レスリング選手の体力を絶賛。最近は大相撲でも琴欧洲らレスリング出身の選手が活躍していることもあり、「(スカウトに)ちょっと気持ちが動いたね」と苦笑い。

 相撲に比べてルールが複雑なレスリングだが、「見ていればだいたい分かる。ひっくり返せばポイントが入って、コイントスで勝てば有利な体勢を取れる」と話し、“西洋相撲”の選手たちの激闘に見入っていた。

(文=樋口郁夫、撮影=矢吹建夫)


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