栄和人・女子ヘッドコーチが女子選手に地震被災地への義援金募金を呼びかけ【2007年7月20日】







 日本協会の栄和人・女子ヘッドコーチ(中京女大職)は、7月21日から新潟・十日町市で行う全日本チームの合宿で、今月16日に発生した新潟中越沖地震の被災地に対する義援金を選手から集めることを日本協会の福田富昭会長に提案、実施することになった。合宿初日に選手たちに趣旨を説明し、寄付を求め、十日町市在住の日本協会の丸山秀二副会長に相談のうえ、被災地宛に送りたいという。

 栄ヘッドコーチは「お世話になっている十日町の隣の市で大きな被害が起こり、他人事とは思えない。選手には、レスリングが強ければそれでいい、という人間にはなってほしくない。他人の苦しさや辛さを分かり、思いやることのできる人間に育ってほしい。気持ちの問題なので、金額は問題ではない。大学生や高校生にも、500円でいいから寄付してもらおうと思っている」と話した。

 新潟中越沖地震は日本海に面している柏崎市を震源とし、約40km離れた十日町市では大きな被害はなく軽傷者が数名出た程度。合宿所も被害はなく、21日からの合宿は予定どおり行われる。



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