長島和幸（クリナップ）がフリースタイル74kg級で優勝…全日本社会人選手権最終日【2007年７月９日】
全日本社会人選手権最終日は７月８日、千葉県・佐倉市民体育館で男子フリースタイルと女子が行われ、男子フリースタイル74kg級は、長島和幸（クリナップ）が決勝で山本英典（自衛隊）からフォールを奪う完勝でこの大会２度目の優勝を飾り、最優秀選手に輝いた。前年度の最優秀選手は60kg級の清水聖志人であり、２年連続クリナップの選手が選出された。
出場人数が最も多かった激戦区の男子フリースタイル66kg級は自衛隊選手が大活躍。６月の明治乳業杯全日本選抜選手権ではともに60kg級にエントリーした大館信也と坂本将典が決勝に勝ち進み、大館が先輩の意地を見せて勝利。３度目の優勝で優秀選手に選ばれた。（右写真＝左から大館、長島、松川、坂本）
全日本選抜選手権で敗れ、６年ぶりに世界選手権代表から漏れた小幡邦彦（綜合警備保障）が１階級上の84kg級で再起戦に臨み、準決勝までは、体力を温存したのかやや抑え気味な試合運びだったが、決勝戦では「これぞ小幡！」という試合内容で柴田寛（山口県体育協会）を降して優勝した。今後は84kg級で闘うことが予想され、減量苦から開放されて、全日本でも本来の動きを取り戻せるかが注目だ。
男子フリースタイル84kg級には、女子72kg級の浜口京子の弟、浜口剛史（浜口ジム）が出場。１回戦を突破したものの、２回戦で小幡邦彦に０－２のストレートで敗れた。セコンドには２試合とも浜口京子がつき、絶え間なく声援を送り続けていた（左写真）。
女子の最優秀選手賞は55kg級で優勝した社会人１年目の松川知華子（ジャパンビバレッジ）、優秀選手賞は51kg級を制した坂本真喜子（自衛隊）がそれぞれ受賞した。
各階級の成績は下記の通り（文・撮影＝増渕由気子）
 |
 |
 |
 |
 |
 |
女子51kg級
坂本真喜子 |
66kg級
大館 信也 |
74kg級
長島 和幸 |
84kg級
浜口 剛史 |
84kg級
小幡 邦彦 |
84kg級
柴田 寛 |
◎男子フリースタイル
▼55kg級 [1]久古敏明（警視庁ク）、[2] 渡辺大（自衛隊）、[3] 深谷俊元（スポーツ会館）、波多野鉄平（全国市町村職員共済組合連合会）
▼60kg級 [1] 谷和典（日大ク）、[2] 江上剛（柏ク）、[3] 斉藤裕之（自衛隊）、小林洋祐（松阪ク）
▼66kg級 [1] 大館信也（自衛隊）、[2] 坂本将典（自衛隊）、[3] 佐立匡史（自衛隊）、横山太（日体大ク）
▼74kg級 [1] 長島和幸（クリナップ）、[2] 山本英典（自衛隊）、[3] 小原康司（自衛隊）、井上真彰（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）
▼84kg級 [1] 小幡邦彦（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）、[2] 柴田寛（山口県体育協会）、[3] 織山昭仁（秋田市役所）、中野大樹（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）
▼96kg級 [1] 相沢純（東洋水産）、[2] 湯川栄光（ジャンボスポーツ）、[3] 藤岡裕士（柏ク）、志田賢治（警視庁ク）
▼120kg級 [1] 西田耕一郎（福井県協会）、[2] 社藤哲也（兵庫県協会）、[3] 中本将生（広島県協会）、岩元章（鹿屋中央高ＯＢク）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
◎女子
▼48kg級 [1] 本橋裕子（エスオペレーション）
▼51kg級 [1] 坂本真喜子（自衛隊）、[2] 渡辺菜穂（東京リゾート＆スポーツ専門学校）、[3] 桜井宏美（坂口道場）、関根香織（新潟栄和ク）
▼55kg級 [1] 松川知華子（ジャパンビバレッジ）、[2] 山内佳子（自衛隊）、[3] 西村優美（太田章ク）、
▼59kg級 [1] 関根ゆう（自衛隊）、[2] 斎藤貴子（自衛隊）
▼63kg級 [1] 工藤佳代子（自衛隊）、[2] 塚本真紀（鳥取県協会）
▼67kg級＝出場なし
▼72kg級 [1] 佐野明日香（自衛隊）、[2] 榎本みほ（ハヤブサ計画）
◎マスターズＡ（35歳以上40歳以下）
▼60kg級 [1] 川島義弘（群馬県協会）、[2] 河合亨（山形ク）、[3] 三井義福（福井ク）、庄司薫（山形ク）
▼66kg級 [1] 中川真一（新宮ク）、[2] 若竹賢一（東北工大高ク）、[3] 山﨑剛士（島根県協会）、尾藤広光（京都東山ク）
▼74kg級 [1] 奥山祐輔（東北工大高ク）、[2] 鈴木研悟（佐倉ク）、[3] 佐藤由英（山形ク）、加藤秀明（静岡ク）
▼84kg級 [1] 白井正良（福井ク）、[2] 岩本英志（新宮ク）
▼96kg級 [1] 星野谷新一（栄魂ク）、[2] 遠藤隆（ＳＡＷ福島）
▼120kg級 [1] 井筒忍（新宮ク）、[2] 菊池篤（静岡ク）、[3] 太田優（山形ク）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
◎マスターズＢ（41歳以上50歳以下）
▼60kg級 [1] 谷田守（静岡ク）、[2] 中村昌能（佐倉ク）、[3] 福田敏文（熊野路ク）、鈴木芳晴（山形ク）
▼66kg級 [1] 橋浦晋（宮城県協会）、[2] 中村満良（豊島区協会）
▼74kg級 [1] 田中浩二（松阪ク）、[2] 折原武志（山形ク）、[3] 水上博（太田章ク）、松沢徹（太田章ク）
▼84kg級 [1] 高橋幸治（佐倉ク）、[2] 河村修治（新宮高ク）
▼96kg級 [1] 茂木修（山形ク）
▼120kg級 [1] 柳沢義則（新盛建設運輸）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
◎マスターズＣ（51歳以上60歳以下）
▼60kg級 [1] 山岸善雄（金沢市協会）、[2] 相原隆（山形ク）
▼66kg級 [1] 安田昭司（静岡ク）、[2] 木下信行（豊島区協会）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
◎マスターズＤ（61歳以上）
＝出場なし＝
《個人賞》
【最優秀選手賞】▼男子フリースタイル 長島和幸（クリナップ＝74kg級）、▼男子グレコローマン 藤村義（自衛隊＝74kg級）、▼女子 松川知華子（ジャパンビバレッジ＝55kg級）
【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 大館信也（自衛隊＝66kg級）、▼男子グレコローマン 武田佑基（山口県協会＝60kg級）、▼女子 坂本真喜子（自衛隊＝51kg級）
【敢闘賞】加納篤（加納建設＝男子グレコローマン84kg級）、久古敏明（警視庁ク＝男子フリースタイル55kg級）、中川真一（新宮ク＝マスターズＡ66kg級）、高橋幸治（佐倉ク＝マスターズＢ84kg級）、谷田守（静岡ク＝マスターズＢ60kg級）
《ｉモード＝前ページへ戻る》
《前ページに戻る》
