松本隆太郎（日体大）は５位…アジア選手権最終日【2007年５月13日】







　2007年アジア選手権最終日は５月13日、キルギス・ビシュケクで男子グレコローマン３階級が行われ、60kg級の松本隆太郎（日体大）が３位決定戦へ進んだものの、ドーハ・アジア大会２位の盛江（シェン・チアン＝中国）に敗れて５位に終わった。

　松本は初戦（２回戦）で元55kg級の選手だったカモル・カルマトフ（ウズベキスタン）を２−１で破ったものの、準決勝でムーン・ホセオン（韓国）に０−２で敗れ、３位決定戦に回った。

　74kg級の倉谷修平（日体大）は昨年のアジア・ジュニア選手権３位のザカンディール・ミミノフ（ウズベキスタン）に、96kg級の加藤賢三（自衛隊）はドーハ・アジア大会３位のモハメド・アルケン（シリア）に、ともに１回戦で敗れ、敗者復活戦へ回れなかった。

　この日で男子グレコローマンが終了。日本は昨年に続いてメダル０に終わった。

　各試合結果は下記の通り。

※タイム、スコアは非公式

　◎男子グレコローマン

　【60kg級】松本隆太郎（日体大）　　　　　５位＝10選手出場

【２回戦第１P】松本（青）は５点となるリフトを受けてしまった。	【２回戦第２P】松本はローリングを確実に決めて第２Pを圧勝。	【準決勝第１P】決勝進出をかけて、韓国の若手と対戦。	【２回戦第２P】痛恨のフライング。勝負の流れが変わった。

　《経過》第１ピリオド、スタンド戦は０−０。グラウンドの攻撃でポイントを取れなかった松本は、防御で５点のリフトを受けてしまった。第２ピリオド、相手の胴タックルをうまく返して３点を取った松本（直後にバックを取られて３−１）。グラウンドの攻撃でローリングを決めて５−１。防御の30秒を守り切って６−１とした。

　第３ピリオドはスタンド戦で０−０。グラウンドの防御となった松本は、リフトをこらえたものの、反対方向に背中から落とされて３失点。しかし、攻撃で相手のフライングを誘い（２点）、ラスト５秒にローリングを決めて４−３と逆転した。

　《経過》第１ピリオド、43秒に松本がタックルで相手を場外に出して１−０。グラウンドの攻撃では得点がなく、スコアは１−１。防御に回った松本はうまく立ち上がってスタンド戦になり、相手を場外に出して２−１とした。しかし、ラスト10秒を切った時に一本背負いを受けてしまい３失点。すぐにバックを取ったが、３−４でこのピリオドを落とした。第２ピリオドはスタンド戦で０−０。グラウンドで先に攻めた松本だが、無得点（０−１）。防御の時にフライングをしてしまい０−３。これで調子を崩したのか、３点のリフトを受けて０−６とされた。

【三決戦第１P】グラウンドの攻撃でで立たれてしまった松本（赤）	【三決戦第２P】必死にこらえた松本だが、体が回転！

　《経過》第１、２ピリオドとも同じ試合展開だった。スタンド戦は０−０。松本はグラウンドの攻撃権を得たものの、立たれてしまい無得点。防御ではローリングを受けてしまい、ともに０−３で２ピリオドを落とした。

　【74kg級】倉谷修平（日体大）　　　　　10選手出場

【１回戦第１P】グラウンドの防御で倉谷（青）４失点。	【１回戦第１P】ローリングで反撃したが、２度は回らず。

　《経過》第１ピリオド、スタンド戦は０−０。グラウンドの防御となった倉谷はローリングを２回転受けて０−４。攻撃でローリングを１度決めたものの、２度目がかからなかった。第２ピリオドもスタンド戦で０−０。グラウンドの攻防はお互いにポイントを取れず、最後に守った相手選手の手が上がった。

　【96kg級】加藤賢三（自衛隊）　　　　　10選手出場

【１回戦第１P】開始早々、加藤（赤）の首投げが決まる。	【１回戦第１P】グラウンドでの加点を狙った加藤だが…。

　《経過》第１ピリオド、開始早々に加藤の首投げが決まって３−０。グラウンドの攻撃権を得た加藤は、ポイントを取れず３−１へ。防御に回ると、リフトを受けてしまって３失点。３−４と逆転された。第２ピリオドはスタンド戦が０−０。攻撃権を得た加藤はローリングが崩れてしまって１失点。自らの得点がなかったことで０−２となって防御へ。30秒を守ったものの、１−２でこのピリオドを落とした。

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