日体大の25度目の優勝なるか…5月10日から東日本学生リーグ戦【2007年5月2日】






 東日本学生界最大のイベント、東日本学生リーグ戦が5月10・11・17・18日に東京・駒沢体育館で行われる。昨年は日体大が2年ぶり24度目の優勝を達成した。今年も重量級で戦力をそろえており、区切りの25度目の優勝なるか。

 一部リーグの今季の組み合わせ、日程、展望等は下記の通り(二部リーグは現在、調整中です)。


組み分け 日 程 展 望 最近5年間の上位チーム 年度別優勝大学

 《一部リーグ組み分け》

【Aグループ】日体大、早大、山梨学院大、国士大、大東大、東洋大、神奈川大、東農大

【Bグループ】日大、拓大、専大、明大、青山学院大、中大、群馬大、法大

※二部リーグは現在、調整中です。


 《一部リーグ日程》

※各試合ごとの詳細なスケジュールが決まり次第、本ホームページに掲載します。

 【5月10日(木)試合開始11時】
Aグループ 日体大−東農大 早 大−神奈川大 山梨学院大−東洋大 国士大−大東大
Bグループ 日 大−法 大 拓 大−群馬大 専 大−中 大 明 大−青山学院大
Aグループ 日体大−神奈川大 早 大−東農大 山梨学院大−大東大 国士大−東洋大
Bグループ 日 大−群馬大 拓 大−法 大 専 大−青山学院大 明 大−中 大
 
 【5月11日(金)試合開始11時】
Aグループ 日体大−東洋大 早 大−大東大 山梨学院大−東農大 国士大−神奈川大
Bグループ 日 大−中 大 拓 大−青山学院大 専 大−法 大 明 大−群馬大
Aグループ 日体大−大東大 早 大−東洋大 山梨学院大−神奈川大 国士大−東農大
Bグループ 日 大−青山学院大 拓 大−中 大 専 大−群馬大 明 大−法 大
 
 【5月17日(木)試合開始10時、二部リーグの後に実施】
Aグループ 日体大−国士大 早大−山梨学院大 大東大−東農大 東洋大−神奈川大
Bグループ 日 大−明 大 拓 大−専 大 青山学院大−法 大 中 大−群馬大
Aグループ 日体大−山梨学院大 早 大−国士大 大東大−神奈川大 東洋大−東農大
Bグループ 日 大−専 大 拓 大−明 大 青山学院大−群馬大 中 大−法 大
 
 【5月18日(金)試合開始10時、二部リーグの後に実施。グループ戦終了後、決勝戦】
Aグループ 日体大−早大 山梨学院大−国士大 大東大−東洋大 神奈川大−東農大
Bグループ 日大−拓大 専大−明大 青山学院大−中大 群馬大−法大

 ◎展望

一部Aグループ

 連覇を目指す日体大は、55kg級から74kg級の4階級で選手が抜けたものの、55kg級には富岡直希(2006年全日本学生選手権2位)、60kg級には菊池憲(2006年全日本学生選手権3位)の起用が予想され、ここでの2連敗は考えられない戦力。60kg級に石山雄平(2006年JOC杯ジュニア55kg級優勝)を起用し、菊池を66kg級へ上げる作戦も考えられるが…。

 万が一、中量級で劣勢になっても、84kg級・
門間順輝(2006年JOC杯ジュニア優勝)、96kg級・斎川哲克(昨年、120kg級を含めて7戦全勝)、120kg級・桜井紀宏(2006年全日本学生選手権3位)とそろっている。総合的に考えると、どこが相手でも最低4勝は見込める戦力だ(右写真=120kg級で起用されても全勝できる? 斎川哲克)

 1948(昭和23)年以来59年ぶりの優勝を目指す早大は、昨年のメンバーの中から、60kg級・
安沢薫2006年JOC杯ジュニア2位)、74kg級・大月葵斐(2006年世界ジュニア選手権3位)、84kg級・伊藤拓也(2006年全日本大学選手権84kg級2位)、96kg級・浅見哲郎(2006年全日本大学選手権120kg級2位)、120kg級・安田伊織(2006年全日本学生選手権グレコローマン120kg級優勝)のレギュラー5選手が残っており、大きな強み。重量級での日体大との一騎打ちが注目される。

 山梨学院大は60kg級に
大沢茂樹(2006年世界ジュニア選手権3位)を擁しており、66kg級の森川一樹(2007年JOC杯ジュニア優勝)がポイントゲッターとなりうれば、かなり戦力が増す。120kg級でボリス・ムジコフ(2006年全日本大学選手権3位)がどこまで成長しているか。

一部Bグループ

 4年ぶりの優勝を目指す日大は、60kg級の高塚紀行(2006年世界選手権3位)を66kg級で起用し、紋谷哲平(2007年JOC杯ジュニア2位)を60kg級で起用する布陣か。74・84kg級で選手が抜けた穴を、工藤豪己(2006年全日本学生選手権優勝)、山縣養一(2006年全日本学生選手権3位)らがどこまで埋められるか。84kg級で高校五冠王者の永田裕城(京都・網野高卒)を使えれば、山縣を96kg級で起用でき、かなり厚い戦力となる(左写真=66kg級での奮戦が予想される高塚紀行)

 拓大は55・84・96kg級で選手が抜けたが、66kg級の
藤本浩平(2006年全日本学生選手権2位)と米満達弘(2006年全日本選手権2位)の二本柱が安定しているのが強み。ともに74kg級で使える実力を持っている。120kg級の中村淳志(2006年全日本学生選手権グレコ120kg級2位)が、フリースタイルででも力を発揮できるか。その場合でも、“あと1勝”をどこで取るか。

 昨年はグループ3位に終わっているが、優勝を狙う戦力を持っているのが専大だ。55kg級に
稲葉泰弘(2006年全日本学生選手権優勝)、96kg級に北村克哉(2006年世界選手権代表)、120kg級に荒木田進謙(2006年学生二冠王)と、国際舞台ででも闘っている選手がそろっている。せがひでも中量級で1勝がほしいところ。66kg級の細越孝紀(2006年JOC杯ジュニア3位)、グレコローマンの選手ではあるがフリースタイルも強い矢野将章(2006年全日本大学選手権3位)が意地を見せられるか。


 ◎最近5年間の上位6チーム

年 度 優 勝 2 位 3 位 4 位 5 位 6 位
2002年 拓  大 山梨学院大 日体大 日  大 専  大 大東大
2003年 日  大 日体大 拓  大 山梨学院大 早  大 国士大
2004年 日体大 日  大 山梨学院大 国士大 早  大 専  大
2005年 拓  大 早  大 日体大 日  大 山梨学院大 青山学院大
2006年 日体大 日  大 拓 大、早 大 山梨学院大、専 大

※2006年は決勝のみを実施し、各組2位以下チームの対戦は行わず。


 ◎年度別優勝大学

1935年 早  大   1956年 明  大   1982年 日 体 大
1936年 明  大 1957年 中  大 1983年 日 体 大
1937年 早  大 1958年 明  大 1984年 日 体 大
1938年 明  大 1959年 明  大 1985年 日 体 大
1939年春 明  大 1960年 明  大 1986年 日 体 大
 〃  秋 明  大 1961年 中  大 1987年 日 体 大
1940年春 明  大 1962年 明  大 1988年 日 体 大
 〃  秋 明  大 1963年 中  大 1989年 日 体 大
1941年春 明  大 1964年 明  大 1990年 日 体 大
 〃  秋 早  大 1965年 中  大 1991年 日 体 大
1942年春 早  大 1966年 日  大 1992年 日 体 大
(戦争で中断) 1967年 明  大 1993年 日 体 大
1946年秋 早  大 1968年 日  大 1994年 日 体 大
1947年春 早  大 1969年 専  大 1995年 日 体 大
 〃  秋 早  大 1970年 専  大 1996年 日 体 大
1948年春 早  大 1971年 日 体 大 1997年 日  大
 〃  秋 早  大 1972年 中  大 1998年 日 体 大
1949年春 明  大 1973年 専  大 1999年 日 体 大
 〃  秋 中  大 1974年 国 士 大 2000年 山梨学院大
1950年春 中  大 1975年 国 士 大 2001年 山梨学院大
 〃  秋 中  大 1976年 日 体 大 2002年 拓  大
1951年春 中  大 1977年 日  大 2003年 日  大
1952年 中  大 1978年 日  大 2004年 日 体 大
1953年 明  大 1979年 日 体 大 2005年 拓  大
1954年 明  大 1980年 日 体 大 2006年 日 体 大 
1955年 明  大 1981年 日 体 大    



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