坂本日登美選手と正田絢子選手に特例…世界選手権日本代表【2007年4月13日】







 日本協会は4月12日、都内で理事会を開催し、今年の世界選手権(9月、アゼルバイジャン・バクー)の女子の日本代表選考方法を再確認。14日の「ジャパンビバレッジクイーンズカップ2007」(東京・駒沢体育館)の55kg級に出場する坂本日登美選手(自衛隊)と63kg級に出場する正田絢子選手(ジャパンビバレッジ)が日本代表を逃した場合、坂本選手は51kg級で、正田絢子選手は59kg級で、それぞれ世界選手権代表への道を残すことを明確にした。

 女子の世界選手権の代表は、ここ数年間、全日本選手権と「ジャパンビバレッジクイーンズカップ」(前ジャパンクイーンズカップ)が対象で、2大会の優勝選手が同じだった場合は代表に決定、違った場合はプレーオフを行って勝者が代表に決まる方式が取られていた。

 今年も、五輪実施階級(48、55、63、72kg級)に関してはこの方式が適用される。しかし、坂本と正田は北京五輪代表争いとの絡みで1階級上に出場するのであり、2年連続で51kg級世界チャンピオンと59kg級世界チャンピオンの実績を尊重。1階級上で日本代表になれず、階級を元に戻して世界選手権出場を希望した場合は、それぞれの階級の2大会の勝者とプレーオフを行い(場合によっては3選手によるリーグ戦)、勝者が日本代表となる。

 五輪実施階級での世界選手権代表決定方法および北京五輪代表決定方法に関心が集まり、告知が不十分だったが、昨秋に強化委員会で決定され、1月28日の日本協会理事会で承認されていた。今回、あらためて確認した。

 本人が元の階級での世界選手権出場を希望しない場合は、2大会の同一勝者またはプレーオフの勝者が日本代表となる。67kg級に関しては、五輪実施階級と同じ方法がとられる。

 また、5月8〜13日にキルギスタン・ビシュケクで行われるアジア選手権(女子は10〜11日)には、今回の「ジャパンビバレッジクイーンズカップ2007」の優勝選手を派遣する。男子の代表は近日中に発表される。


《iモード=前ページへ戻る》

《前ページに戻る》