【特集】ジャパンビバレッジクイーンズカップ2007見どころ【2007年４月９日】






　９月の世界選手権（アゼルバイジャン・バクー）の代表選考会を兼ねる「ジャパンビバレッジクイーンズカップ2007」は４月14日、東京・駒沢体育館で行われる。シニアの部の見どころは？
（大会日程などは、ここをクリック）

　【48kg級】

　昨年の世界チャンピオンであり、全日本選手権を制した伊調千春（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）に、2005年世界３位の坂本真喜子（自衛隊）が挑む。通算の対戦成績は伊調の５勝１敗で、アテネ五輪後も３戦３勝と勝ち越しており精神的には優位か。

　2003年世界ジュニア選手権51kg級優勝の赤坂幸子（三井ク）、昨年の世界ジュニア選手権３位の三村冬子（京都・網野高）が両者の闘いに割って入れるか。

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　《伊調千春−坂本真喜子の対戦成績》

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　《全日本選手権順位》[1]伊調千春、[2]坂本真喜子、[3]赤坂幸子、三村冬子
（写真＝左から、坂本、伊調、三村、赤坂）

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　《エントリー選手》

高村友理（大阪・堺女子高）
伊調千春（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）
河村友海（中京女大）
野中千尋（埼玉・埼玉栄高）
赤坂幸子（福岡・三井ク）
江藤　 純（福岡・三井高）
坂本真喜子（自衛隊）
三村冬子（京都・網野高）
服部加奈（四日市四郷高）
一瀬のぞみ（静岡・焼津ク）
岡田茉子（大阪体大）
西のどか（早大）
島村真実（防大）
片渕有紀（同志社大）
��木美香（神奈川・向上高）
内田奈美（東洋大）

　【51kg級】

　全日本選手権の決勝を争った服部担子（中京女大大学院）と甲斐友梨（中京女大ク）の争いが再現されるか。両者とも３月末の女子ワールドカップ（ロシア）に出場して経験を積み、ワンランクアップの実力を身につけているはず。甲斐は１階級下の出場だったが、2005年の世界チャンピオンを破って優勝した。この勢いを持ち込めるか。

　昨年の世界学生選手権２位の栄友菜（中京女大）、世界ジュニア選手権優勝の前原愛（関大）らが争う。

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　《全日本選手権順位》[1]服部担子、[2]甲斐友梨、[3] 柴田瑞穂、栄友菜
（写真＝左から、甲斐、服部、柴田、栄）

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　《エントリー選手》

栄　 友菜（中京女大）
柴田瑞穂（中京女大）
服部担子（中京女大大学院）
甲斐友梨（中京女大ク）
大山礼佳（愛知・至学館高）
清水　 愛（埼玉・埼玉栄高）
五位塚美鈴（埼玉・埼玉栄高）
渡辺菜穂（東京リゾートスポーツ専門学校
関根ゆう（自衛隊）
桜井宏美（東京・坂口道場
舟田亜理紗（富山・富山一高）
前原　 愛（関大）

　【55kg級】

　アテネ五輪を含めて５年連続世界一に輝いている吉田沙保里（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）に、51kg級で２年連続世界一の坂本日登美（自衛隊）が挑む。全日本選手権では吉田が２−０(2-0,4-0)で勝った。その勢いを持ち込めるか。
　昨年のアジア選手権優勝の松川知華子（ジャパンビバレッジ）は、３月末の女子ワールドカップ（ロシア）出場を経て力を伸ばしていることが予想される。殊勲なるか。

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　《吉田沙保里−坂本日登美の対戦成績》

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　《全日本選手権順位》[1]吉田沙保里、[2]坂本日登美、[3]松川知華子、車屋綾香
（右写真＝左から、坂本、吉田、車屋、松川）

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　《エントリー選手》

吉田沙保里（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）
高橋春花（東北工大高）
国枝美香（同志社大）
渡部悠香（日体大）
車屋綾香（日大）
平田幸子（法大）
山内佳子（自衛隊）
坂本日登美（自衛隊）
松川知華子（ジャパンビバレッジ）
道祖土祥子（埼玉・埼玉栄高）
吉田理乃（愛知・至学館高）

　【59kg級】

　昨年の世界ジュニア選手権で２年連続優勝を達成し、全日本選手権で優勝した西牧未央（中京女大）が一気に世界選手権の代表を決めることができるか。2005年世界ジュニア選手権優勝で全日本選手権２位の山名慧（中京女大）が阻むことができるか。

　全日本３位の島田佳代子（日大）両者をしのげるか（同じ全日本３位の佐藤文香＝愛知・至学館高＝はカデットの部へ出場）。

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　《全日本選手権順位》[1] 西牧未央、[2] 山名慧、[3] 島田佳代子、佐藤文香
（写真＝左から、山名、西牧、佐藤、島田）

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　《エントリー選手》

梶田瑞華（中京女大）
山名　 慧（中京女大）
西牧未央（中京女大）
小林　 唯（愛知・至学館高）
斎藤貴子（自衛隊）
島田佳代子（日大）
小川由香里（環太平洋大）
中田絵理子（早稲田大）
津田香耶（東京・安部学院高）
清水明子（自衛隊）

　【63kg級】

　アテネ五輪の代表を争った伊調馨（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）と正田絢子（ジャパンビバレッジ）の闘いが、全日本選手権に続いて繰り広げられそう。全日本選手権では伊調が２−０で勝ったが、接戦だった。予断を許さない闘いとなりそう。

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　《伊調馨−正田絢子の対戦成績》

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　《全日本選手権順位》[1] 伊調馨、[2] 正田絢子、[3] 渡部沙織、塚本真紀
（写真＝左から、正田、伊調、渡部、塚本）

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　《エントリー選手》

伊調　 馨（ＡＬＳＯＫ綜合警備保障）
正田絢子（ジャパンビバレッジ）
工藤佳代子（自衛隊）
松川絵里香（日大）
渡部沙織（福島・田島高）
高橋海里奈（早大）
丸山明子（青山学院大）

　【67kg級】

　１月の全日本選手権では、昨年の世界ジュニア選手権優勝の井上佳子（中京女大）が、世界選手権３位の坂本襟（ワァークスジャパン）を準決勝で下し、決勝では2005年世界ジュニア選手権と同年ユニバーシアードで優勝している新海真美（中京女大）を破る殊勲で初優勝した。再現なるか。

　ともに接戦であり、大きな実力差はない。坂本、新海とも、このまま井上の世界選手権行きを許してはなるまい。先輩選手の意地に期待したい。

　中京女大OGで現在はプロレスラーの石井千恵（ハッスル）の参戦も注目。女子プロレスラーの参戦は、1999年の中西百重（全日本女子プロレス）以来。

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　《全日本選手権順位》[1]井上佳子、[2]新海真美、[3]坂本襟、鈴木博恵
（写真＝左から、新海、井上、坂本、鈴木）

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　《エントリー選手》

坂本　 襟（ワァークスジャパン）
新海真美（中京女大）
井上佳子（中京女大）
鈴木博恵（立命館大）
平恵実（環太平洋大）
石井千恵（ハッスル）

　【72kg級】

　１月の全日本選手権で11連覇を達成した浜口京子（ジャパンビバレッジ）が、自らの最多優勝記録を更新する９年連続11度目の優勝を狙う。

　全日本選手権の決勝で闘った佐野明日香（自衛隊）は、柔道から転向してわずか３ヶ月ながら決勝進出を果たした。それから２ヵ月半。どれだけ力を伸ばしているか。全日本選手権準決勝で佐野に敗れた2005年アジア選手権２位の村島文子（中京女大ク）の巻き返しなるか。

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　《全日本選手権順位》[1]浜口京子、[2]佐野明日香、[3]村島文子、田中希枝
（写真＝左から、佐野、浜口、田中、村島）

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　《エントリー選手》

村島文子（中京女子大ク）
田中希枝（中京女大）
浜口京子（ジャパンビバレッジ）
佐野明日香（自衛隊）
宇野杏奈（三重・四日市四郷高）
金沢春花（環太平洋大学）
町田千明（フリー）

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